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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2006年5月 4日 (木)

回路シミュレータ

回路シミュレータといえばSPICE。Simulation program with integrated circuit emphasis。一般的には1973年に日本に入ってきたとされているが、米国カルフォルニア大学でのβ版がその何年か前に日本企業に導入された。

市販品はB2Spice、MicroCap、PSpiceなど。数万円から100数10万円のソフトである。パソコンの飛躍的な能力アップのおかげで、今ではまともな時間で大規模解析ができる。

回路シミュレータは回路定数と素子パラメータを入力しないと計算できないので、あくまで計算・解析ツールである。曲りなりにでも設計値を入れないと何もできない。設計がある程度できなければ、回路シミュレータを使いこなすことは困難である。回路設計者の腕を発揮する回路定数を決める支援機能がついているものもあるが、それでも設計中心を決めることができないと猫に小判の道具である。

多くのシミュレータ初心者は、発振回路の解析を最初にやる。判りにくい動作を行う回路であるためだと思う。発振回路を動作させるには起動のきっかけが何であるか理解している必要がある。正弦波発振回路なら起動の種になるノイズ代わりに単発パルスか起動用の微少信号を入れる必要がある。

賢者は自分が把握している回路から解析のトレーニングを行う。そうでない人はいきなり自分の理解できない回路をシミュレータに委ねて失敗して使うことをあきらめる。

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