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2006年5月 1日 (月)

エアバッグ考

エアバッグはシートベルトの「補助拘束装置:SRS」で、車両衝突後キャビン内の乗員がフロントガラスなどにぶつかる衝撃を緩和する装置とされる。一般には約20km/hで壁に前面から衝突したときにエアバッグは開くそうだ。

ボンネット部分が1mある車で、うまくボンネットを変形させ、客室に衝撃が及ぶ時間を遅らしたとしてもフロント部の衝撃センサ感知からエアバッグが開いて保護するまでの時間は200msしかない計算になる。時速80km/h:約秒速20mでの保護をするなら50msの短い時間となる。この短い時間で衝撃検知、点火の判断、点火、エアバッグの展開を完了させるストーリーになる。エアバッグの急激な展開で乗員に衝撃を与えないためには、エアバッグのガス発生速度を適当にしていると考えられる。この時間に20ms~30msを割り当てるなら、時間的余裕の大きいはずのボンネット形ですら、衝撃検知から点火までの時間は20msしかない。

現在さまざまな車種にエアバッグが搭載され、衝撃検知センサとエアバッグの距離の違いにより、それぞれの時間配分はよくチューニングされていると思われる。

しかし、どう考えてもエンジン始動のたびに衝撃を与えてエアバッグ展開までテストすることは困難であるから、きわめて高い信頼性の要素で構成しているはずである。わたしの車は始動のたびにエアバッグのたぶん電気系のチェックを行っているが・・・。最近はMEMS製の高加速度センサの量産用試験装置も市販されているので、ひょっとしたら私の車にも半導体センサが搭載されているかもしれない。

今日も、シートベルトをしっかり締めて、そして万一の時にはキャビンの強度とエアバッグで生還できることを期待してハンドルを握っている。

SRSシステムは、誰もが作動するチャンスの来ることを願わない、万一の時には生存チャンスが増えることを期待する自動車部品としては特殊な装置であろう。

エアバッグシステムの開発技術者は膨大な試験をこなしながら、自分の作る装置の実使用のチャンスが少ないことを願いつつ、万一のときの生存率の向上に情熱を燃やしているものと私は考えている。

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