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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2006年5月 7日 (日)

キルヒホッフの法則

キルヒホッフの法則には、電流則と電圧則の2つがあり、2端子の回路のネットワーク解析に使う。

電流則はノードに着目して、ノードに入ってくる電流の総和=0の法則である。式を立てるとき向きの+と-は入りをプラス、出をマイナス符号をつけて式を立てる。

電圧則は回路ループにおいて成り立つ法則で、向きを考慮した各部の電圧をある起点から1周した電圧の総和=0である。

ここで問題なのは、オームの法則において、電圧の向きと電流の向きを逆方向に取ったときに、V=RI が成り立つことが判っていないと、キルヒホッフの法則を実践で使えない。式のまま複数ループを持つ回路網をとこうとすると、多くの場合、抵抗の両端で電圧の向きと電流の向きが同じに向きになるケースが出てくる。このときに電圧にマイナス符号をつけることができなければキルヒホッフの法則をちゃんと使えない。

回路エンジニアならできなければならない解析技術だが、大卒電気系の人でも約半数の人が符号を間違うのではないか。高校物理の範囲内と思うが、きちんと立式することは案外難しい。読者に高校や大学で教えられている方も中にはいらっしゃると思うが、ここをしっかりやらないと電子回路にならない。その先に回路理論があると思うのだが・・・。

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