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2006年6月26日 (月)

易融合金

室温で液体の金属として水銀が有名である。空気中で扱えないが金属ナトリウムと金属カリウムの合金も室温で液体である。

室温で硬い金属で、それがお湯で解けるとなるとかなり不思議な感じになる。30年近く前に、お湯で解ける低融点合金を数10cm3ほど手に入れた。マグカップに入れ、熱湯を注ぐと完全に液体となる。解けたところで、プラスチックなどの型に入れ、水道水で冷やすと望みの形状になる。

半田より硬く、比重はかなり大きい。お湯をかける程度で、融点まで昇温し融解熱までの熱を得て溶ける。この手の低融点合金には、ビスマス(蒼鉛)がかなり含まれていることは当時から知っていた。しかし、鉛はとにかくとしてカドミウムが10%程度含まれる「ウッドメタル」と確信できたのは最近のことである。組成からすれば、捨ててはいけない材料である。

融点は70℃以下で融解熱は10cal/g以下である。したがって、お湯を使って鋳造の真似事ができる。鉛と違って数年経過しても錆びない。環境毒性がなく値段も安ければ、小中学生にデモして鋳造品を持ちからせれば迫力のあるものつくり教育になると思うのだが・・・・。

ウッドメタルはインターネット購買が可能で、あるサイトによると約6000¥/kgで1kgインゴットで売られている。おもしろい材料であるが、簡単には捨てられません。

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