自分の足跡
社会人になって10数年経過すると、自分がいつ、何のために、どのような仕事をしたのかわからなくなる。
15年ほど前に、必要があって自分の足跡を辿ってみた。残る記録と曖昧になっている記憶を組み合わせて、かろうじて自分の足跡をぼんやりと過去に遡ることができた。
そのときの自分の喜怒哀楽が、自分の経過した歳月を超えて生々しくよみがえった。生きている限り、自分の足跡はどこかに残っている。忘却のかなたに埋もれるまえに、どこかに書き出しておきたいものだ。今の自分へのメッセージとして。
今を全力で生きている若者には、とりあえずは必要がない自分の足跡かもしれない。しかし、苦しいときに本当に自分を支えてくれるのは、ともに歩んだ仲間たちや伴侶の記憶だと思う。
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