無事これ名馬
エンジニアの作品は何事もなく動かすことができ、動いているのが理想だ。
しかし、日本的な良きエンジニア像では、寝食を惜しんで体力の限界までさまざまな課題を克服していくイメージが強い。かっての「プロジェクトXの演出のように・・・・。
本当の名エンジニアは、そんな姿を見せないのではないか。周到な事前検討、実験計画とプロジェクト管理技術により、どたばた劇にならないように最善の開発プロセスを選択し、故障の少ない作品を作るのではないか。
私のエンジニア像は、もっとも困難な課題を引き受け、粛々と達成していくエンジニアが名エンジニアと感じる。
無事これ名馬。無事であるだけに、その馬の力量を評価できる乗り手が日本では少ないのではないか。
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