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2006年7月13日 (木)

電圧計の入力抵抗を測る

工夫すれば簡単に測ることができる。測定対象の電圧計はデジタル式が好都合である。(デジタルテスタでも良い)

必要な機材は1MΩの抵抗Rと10V程度の可変電源VS(9Vの006P電池でもよい)だけである。

電圧計の入力抵抗RXを測定するには、電圧計自身でVSをR経由で測定した値V1と、直接測定した値V2のデータが測定するだけ。

計算式はI=(V2-V1)/R、I*RX=V1だから、RX=R*V1/(V2-V1)である。自宅での測定値はV1=9.25V、V2=10.15Vだったので、この測定レンジでの入力抵抗RX=10.3MΩとなる。

アナログエンジニアは用心深いので、レンジをホールドしてから約半分の電圧を同じにように測定する。結果は10.4MΩとなった。抵抗性の電流の流れ方だ。1.5Vを測るレンジでは11.3MΩ。

使用したデジタルテスターの基本レンジである200mVレンジも測定してみた。V1=168.9mV、V2=168.7mVとなり、約300MΩの値を得た。この理由は、電圧計の最小(基本)レンジは分圧回路を使用しないので、内臓アンプの生の特性が出るようだ。

デジタル計器の数値をそのまま読み取ることが多いが、今のデジタル時代でも入力抵抗を考慮した測定をしないと、信号源インピーダンスの高い電圧測定では系統的誤差が出る。

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コメント

おーーーっ!
ちょうどこの辺り、学生実験でやっています♪

3ヶ月でだいぶ分かるようになりました・・・(おい

>しんどいほど時間が掛かりますね。ほんと。同じ振動現象でも正弦波定常発振器だと週6時間×3ヶ月×指導力程度かかります。
余談ですが、それにしても、化屋出身でよく物理とくに電磁気学を教えていらっしゃいますね。私の電磁気学は高校物理のまま。具体的問題になると数値計算ソフトが無いとどうにもなりません。
高校物理でも、結構実用になっています。それに、大学数学が加わると1ランクアップ。 アナエン家主
>追伸。しまった、入力抵抗へのコメントでしたね。
アナログテスタの入力抵抗についてもそのうち書きます。

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