一人きりのアーチェリー場
今日の午後、(50m+30m)×36射した。気温は23度。しかし、気温の割りに汗が流れる。下半身の安定が良くない。照準を合わせる姿勢のコントロールができない。
だましだましの射で、50m+30m計510点。後半の30mの射が不安定だった。休暇中だが、一日おき以上には射てない。
三重県亀山市で和弓の事故があった。3階の階段の踊り場で近射をしていた矢が、通り過ぎた野球部員の顔に刺さったという報道がある。古来武器であった弓は、たとえ矢を番えていなくとも人に向けて構えない。矢場では、射つ人に危険を感じさせる:視野に人影を見せることは絶対的なルールのはずだ。しかし、亀山ではおそらく弓を構えた人と的の僅か2mの間を人が走る抜け、射手はその瞬間に矢を放したという。
雨の日の出来事であるが、人が行き交う階段の踊り場で近射し、しかも的と射手の2mの間を人が駆け抜けるという状況は、射手にとっても駆け抜けた人にとっても異常事態である。
亀山の事故は和弓であったが、競技用アーチリーの殺傷能力は格段に高いと思われる。それだけに、お互いに一抹の不安も抱くことが無い環境でシューティングを楽しみたいものだ。
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コメント
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この事件って、つまり踊り場を練習にしていたのが問題なんでしょうか…?
>射線と他の部員の動線が交差していたことが問題だと思う。(踊り場)、過去に聞いたことが無い事故形態だ。
ふつうこのような場所を練習場所とすることは和弓でも洋弓でもやらない。私の練習場の近射場はL字の壁のあるテラスの下でこのようなことは無い。1.5mしかない射線の間を人が駆け抜ければ、射手はびっくりすることと思う。 (アナエン家主)
投稿: sachi | 2006年7月 6日 (木) 22時39分
今日の記録会の前に、和弓事故を振り返って安全なシューティングには、前に人を見かけたら弓を下げる。周りの人はシューティングラインより前方に立ち入らない。念押しの言葉があった。これが原則。
射つ側は、矢を番えていなくとも人のいる方向に向かって弓を引かない。これも原則。
1.5mの距離で矢を番えて射の寸前の状態にあるとき、右手射手の左側から至近距離に人が現れたら弓を引き戻すスペースはない。初心者なら弦を引いている指の力がその瞬間に抜けても不思議はない。私がアーチェーリーを始めてから聞いたことがない事故の形態である。
投稿: 5513 | 2006年7月 9日 (日) 13時23分