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2006年7月 1日 (土)

弓の傾斜

矢を射出する弓の傾きに連動する照準の関係はどうなるか?まだ、2次元問題として解けていないアナログエンジニアである。矢の射出方向と、目と照準を結ぶ線はXY平面で一致していない。矢の重力加速度による落下の分だけ、照準器は下向きの方向をさしている。

弓が傾いたとき、どの位置に着弾するか? 高さ方向の着弾位置は、照準と矢線のなす角度のCOSに比例すると思われるので、Y方向(高さ)の着弾位置は比較的弓の傾きθに鈍感なような気がする。水平方向はSINに比例すると思われるので、θと矢の落下する距離に比例して影響を受けるのではないかと予測している。いつかきちんと弾道計算をしてみたいと思っている。

コンパウンドボウ(複合弓)では、θを計測できる気泡式の水準器で水平を見ることができるので、自分の姿勢感覚に依存しないで重力方向に対する水平をチェックすることができるが・・・・。

別の問題もある。羽のついた矢が弦の復元方向と一直線となっていなければどういう動きをするか。矢先が下向きであれば、加速段階で矢にXZ平面のトルクが働き、偏角をさらに強める方向に働く可能性がある。この問題はおそらく大型計算機を用いた数値計算でないと解けないだろう。

この1週間、矢と射出方向を合わせるつもりで弓具各部の位置関係を変更中である。道具のアライメントを測定する手段がないので、ある程度の距離を実射して矢の着弾と競技距離の関連を掴むしかない。

しかし、矢の着弾は腕前に依存するので、上位者はより精密な道具の調整ができる。中級者はどんなにがんばっても数を射たないと着弾の中心点を把握できない。道具は分相応のチューニングしかできない。それが用具スポーツの厳しいところである。

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