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2006年11月23日 (木)

球状船首

大型の船の船首にある丸い出っ張りが球状船首である。

超大型タンカーでは良く見かける独特の雰囲気のある形状だ。

球状船首は、船本体の造波抵抗(波を作りながら船が航行するとその分抵抗が増える)を軽減する手法らしい。

大型船の設計エンジニアの話では、本体の造る波と逆位相の波を球状船首により意識的に発生させ、船の速度や燃料効率を上げる手法である。

日本で戦前に作られた戦艦大和も球状船首を持っている。

この方法は、逆位相の波を適当な振幅で起こす必要があるので、任意の速度で最適な波を発生することは出来ず、船の速度の影響を受けるらしい。

球状船首は巡航速度が一定の船か、最大速度を上げる目的でつかうので、大型客船では余り見かけない。

いまから、約70年前の球状船首の形状を決定した設計者は、その形状をどのような手順で決めたのだろうか、最適化したのだろうか。当時は膨大な数値計算を不可能であったはずなので、多くの模型実験を重ねて方針を決めたのではないだろうか。

球状船首の船は、水を船首で切り裂く発想では出てこないと思う。

異分野の先人の知恵に敬意を表するアナログエンジニアである。

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「工学」カテゴリの記事

コメント

球状船首や新幹線の先頭のあの形を
設計する人たちもすごいですが、
実際に「文字通り」手塩にかけて
(あのカーブを)作り出す職人さんの
技がすごいですね!!
自らの手で、何かしら人の役にたつ物、
サービスを生み出せずに、他人につくって
もらったものを
「消費するだけ」で終わる凡人は
人生を悔やむところです。\(^o^)/
------
アシモフ先生の短編に、このへんのことを
実にうまく描いた作品があって先日より
探しているのですがみつかりません。

Kimball様、コメントありがとうございます。
球状船首も新幹線の先頭車両も数が出ないので、匠の技だと思います。設計者は匠の技に支えられて、モノつくりをしているのだと痛感しております。

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