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2006年11月17日 (金)

情報とノイズ

Photo_45 情報Sと雑音/ノイズNの比は、S/N(エスエヌ比)と呼ばれ工学上、重要な指標である。

S/Nが3程度くらいで、有意な情報とノイズの区別が難しくなると私は感じている。

回避できない量子力学や統計力学に立脚したノイズ限界も良く知られている議論である。

電子の入射個数が、着目する時間内に何個来るか? そんな時、統計変動も含めて、その信号はノイズ?といえるのか? 疑問は尽きない。あるのは工学的にどう見えるかはそれなりに理解している(つもり)のアナログエンジニアである。

一般論として、高いS/Nを得るためには、情報取得にそれなりに長い時間が掛かる。

私には1fA(フェムトアンペア=10^-15)を1秒で検出する技術はない。

この世界は、着目する時間内に何個電子が電子素量が出入りするかの世界である。その大きさは、角砂糖くらいの大きさの表面に原子が1層に並ぶ値より確か小さいはずだ。

インターネット世界のS/N比は平均すると現在余り高くない。しかし、必要な情報はかなりの程度存在している。

S/N比のさほど良くないインターネットで確信できる情報を得るには、真贋を見極める己の実力・見識が必要である。

そうアナログエンジニアは信じている。

情報発信源に依存して、そのレベルと確度はかなり異なる。まさに玉石混合の情報の海である。

素性の知れた文献情報は、有料であるがJST(科学技術振興機構)のJDreamから入手できる。私は、個人としてここのアカウントを保有し、年に何回か利用している。JICSTの頃は法人でないとアクセスできなかった。そのごJOISになり現在に至っている。

情報入手公平の時代においては、ますます、個人の情報検索能力、情報選別能力が必要になるのではないか。

情報公平時代の恩恵を楽しむアナログエンジニアだが、その分リスクも増大する。

私はインターネット上でどのような存在か?自分に思い当たる安直なキーワードで検索すると色々なパターンで、検索データに該当する。しかし、それだけではあるまい。

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