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2006年12月28日 (木)

自作13g質量計

13g_1299写真は0-13gの自作した質量計。

設計1h、製作時間3h、校正と目盛作成に2h。材料費\20なり(竹ひご)。

その他に手持ちの、糸半田、エポキシ接着剤を使用、糸、ピトン(?状の金具)

←画像をクリックすると詳細画像が出ます。

完成した秤の能力と仕様は・・・

基準分銅4.5g、棹秤、ゼロから13gまで連続測定可能。目幅1.0g/cm、0.1g単位補助目盛、 感量50-25mg。

(13g)の数値にこだわりました。全長215mm。硬貨(10円玉)を通じて造幣局にトレーサブル?。別方法で確認した結果、確度1%程度。

製作のポイント。

竹ひご(φ3mm)は皮のある側を緑色の糸(取っ手)側にする。荷重点は緑の糸(支点)に対して、反対側に取り付ける。支点は30cmの竹ひごの中央に作る。

ピボットは①爪楊枝を利用して、小さな輪で結び目を作る。糸は約2cmにカット。②この糸を支点から45mmの位置に、竹ひごに糸を巻きつけながら固定する。③巻き終わりは、補助糸をUの字型に沿わせた後、数回巻いて、Uの字の補助糸の輪にその糸を通す。そして補助糸を引っ張り抜き取る。

別の糸をピボットに通し、釣り糸とフックをぶら下げる。

10円玉分銅を支点の巻き込み側近くにセットし、糸半田で秤が水平になるように重心を調整する。フック側の余分な竹ひごを切断する。その後、ピボットの糸の端末、半田部などをエポキシ樹脂で固定する。

校正は、無荷重での平衡位置にマークをつける。1円玉1g、50円玉4g、10円玉4.5gを利用して10g点をマークする。

あとはこのマークを10等分、さらに10等分の補助目盛をつければ完成。

仮固定に瞬間接着剤を使えば作業時間を短縮できるが、ピボット部の糸に滲みると、ピボットの柔軟性が失われる。

以上、アナログエンジニアの13g質量計の製作記録です。タイプの異なる3回の秤の中では、今回が一番よい出来具合だ。

0.1g~100kgまで自宅で測定できるようになった。

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