超簡単発振回路
写真は、簡単発振回路。ICが1個、抵抗が1個、コンデンサが1個。
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回路部品リスト:IC 74HC14 (6個入りシュミットトリガインバータ、CMOS) 1/6
抵抗 金属皮膜、100kΩ(F)1/4W、 コンデンサ セラミック約100pF
【回路方式】 5V単電源、反転ヒステリシスコンパレータ形弛緩発振回路
製作目的は未知のコンデンサの容量値の測定
【回路の結線】74HC14 の1個だけを使用します。残り5個のシュミットトリガインバータは入力をGNDに接続します。
出力と入力の間にRを接続、入力とGND間にCを接続します。
【観測方法】入力ピンと出力ピンを2現象オシロスコープで観測し、電圧振幅と時間を測定します。
入力ピンからは三角波が観測されます。出力からは方形波が観測されます。
【解析方法】 三角波の上昇時間は方形波のH電圧(CMOSなのでほぼ電源電圧)で、三角波の一番低い電圧から一番高い電圧までCR回路を充電する時間です。この測定で時定数CRがわかりますと、Rが既知なので、Cの容量値を計測できます。一次遅れ回路の応用問題で、学生実験の教材になります。
【回路のポイント】HC14の駆動能力を考えて、Rは数kΩ程度以上、観測時にはプローブを10:1で使用する。
測定誤差はオシロスコープの電圧測定誤差、時間測定誤差、ICの入力容量などが主因です。
写真の回路では、他の目的もあるのでR,C端子に1Pのピンジャックを使っています。
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