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2006年12月14日 (木)

コンパス

書斎を大掃除していたら、コンパスが出てきた。すごく汚れていたのでエタノール液で拭いた。

車載用方位磁石。

_1203 ←車載用方位磁石 詳細画像は約215KB

球形の容器に、少し小さい球形の容器に包まれた磁石が液体に浮かんでいる。磁石は外壁に触れずに、ほぼ真ん中に位置している。

磁石と壁の距離が狭いので、向きを変えたときの振動はすぐ減衰する。空気中の水平針の方位磁石とはまるでダンピングの様子が違う。臨界制動に近い形で振動が減衰する。磁石は摩擦無しの状態だからピタッと方位を指示する。

球形なので、前後方向に傾いても、指針は水平である。

なぜこんなことができるのか?

写真には上方に適度な大きさのあぶくがある。そのあぶくを上から見ると普通の空気中の方位磁石と同様な指針がある。

あぶくの量で、上下方向と水平方向の位置決めを見事に決めているのだ。上下の位置Z方向はは浮力と磁石体の質量、液体の比重で決まる筈だ。

水平方向のX-Y位置は、球面同士の間に出来たあぶくの形状変化の安定点が、球の中心にあるのだろう。

磁石体の重心は、球の中心より下側にある。

したがって、磁石体が転ぶことはない。

水平方向に衝撃を加えて耳を澄ますと、コンコンの音がする。したがって、さほど強力な力で中央位置を保っている訳ではないらしい。

磁石体の水平中央の帯を見れば、方位が直読できる。

写真の磁石の正面は南南西を向いている。これが我が家の南面の方位だ。見た位置に書かれた表示が向かっている方位を示す。

カーナビが普及していなかった頃の貴重なアイテム。地図を頼りに見知らぬ道を走るときのグッドアイテム。前の前の車に両面テープで取り付けていたコンパス。

当然特許がとられている。英国、台湾、韓国、日本そして米国PAT.である。

電子回路それもデジタル全盛の時代ににもこんな工夫を凝らしたオールメカの小物もあったのだ。

物理現象を巧みに活用したコンパスである。今は必要悪でカーナビに頼っているが、地図と磁石でドライブ、磁石がなければ太陽位置と時間でおよその見当をつけていたアナログエンジニアである。

カーナビに頼れば頼るほど、地図と走った経路を覚えない。かくして人間の5感より、器材に頼ることになる。

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