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2006年12月23日 (土)

初めての生体染色

生まれて初めて植物生体染色を行った。

71216 ←手に入れた染色液はV社の染色キット。詳細画像は約110KB。

ライトグリーン、メチレンブルー、エオシンY、サフラニンO、アセトカーミン、ニュトラルレッド、ゲンジアナバイオレットの7種とプレパラート作成用薬品3種類。

サンプルは西洋梨のラ・フランス。

切片は使い捨て2枚刃剃刀の新品を分解して、少し引くようにしながら斜めに切断。必要な厚さに切れないので、薄い部分と厚い部分を作った。

まず、×150で生のまま観察、適当なサイズで細胞壁が見える。細胞壁で囲まれた内部には何も見えない。

次にライトグリーン染色 原液で5分染色した。エイヤーと勘で時間を決めた。濃いアメーバー状の細胞のサイズの1/2から1/4程度の構造が見える。

さらに、アセトカーミンで20分原液で染色した。水洗後×150で観察。核染色のつもり。丸いツブツブが細胞くらいの範囲に1個程度見える。しかし、先ほど見えたアメーバー状の構造体は見えない。×600で丸いツブツブを観察。ピントが部分的にしか合わないので、球形の構造体と考えた。アセトカーミンでライトグリーンが脱色?気泡?

今度は無水アルコールに60分浸漬したサンプルを染色せずに×150で観察。

細胞膜はほぼ同じサイズだが、気のせいか細胞膜の枠内に筋が入っているものがある。

今度はプレパラートに3個の切片を置き、それぞれ別の薬品で染色。

サフラニン1分のサンプルでは、先ほど見た丸い粒と同じようなものが見える。

次にライトグリーン5分のサンプルでは、アメーバー状の構造体は見えず、さらに小さい粒状の物が多数まとまって見えた。

アセトカーミン15分、生試料で見えた丸いツブツブは見えない。その代わり、細胞壁と考えられる枠内にかなりのひび割れ線みたいのが見える。脱水による損傷か?

再実験、生試料でライトグリーン5分。アメーバー状の構造体を先ほどと同様に観察できた。数は少ないが、ところどころに丸い粒も見えた。今回も、その他に細胞数10個の1個の程度の割合で、一回り大きく外周に凹凸があり、複数の線が放射状に並んでいるものが見えた。1回目も一瞬見た。ごみではないみたい。

さらにサフラニン1分で2回目の染色。サンプルが縮む。見られる状態ではない。今日の検鏡をこれで終了。

アメーバー状の構造体が石細胞stone cellと思いたいアナログエンジニアである。本当かな。どちらかな。それとも乾燥して何かが縮んでしまったのか?

情報源は、途中で気がついた染色液の脇に書いてある時間、注意書きなど。インターネットではうまく検索できなかった。

なお、カバーグラス無しで観察しています。写真撮りたいナー・・・。

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追記、氷酢酸なら写真屋さん経由で手に入りそうです。多分高純度品で、写真の定着に使用しますので。今回は間に合いませんでした。

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