大晦日の月
今年の最後を月で締め括ろう。
画像をクリックすると拡大像になります。
写真は35mmフィルム換算で3000mmの超望遠撮影です。
デジカメは4M画素の煙草の箱より小さい汎用品。
やっと、天候とスケジュールと、月齢が合っての撮影。
11月初旬にこの計画を開始。
微動装置のなど器材の調達、 12月初旬には、カメラの微動装置と赤道儀を接続する金具を自分の設計で製作していただいた。
長年出来なかった、月のクレーターの撮影。ついに成功したアナログエンジニアである。
撮影に使用した対物レンズは、N社製60mm高度に色消しされたフィールドスコープ。野鳥観察などに使用する。私は日頃、アーチェリーの矢の着弾観察用に使用している。接眼レンズは見かけ視界72度の広視野接眼(ズーム双眼鏡などの低倍率では30度以下の場合があります。)視野が狭いと角が暗く写りやすくなる。
拡大写真を見ると、月の円形であるべき縁が乱れている。今日は、冬場の季節風が上空に吹いていて、気流の状態が悪く、陽炎のようにこの超望遠撮影では影響している。
何がともあれ、今年の願いのひとつが叶ったわけである。
新年も良い年でありますように。
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コメント
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素晴らしい撮影しましたね。クレーターまではっきり描写できて流石です。
高度の撮影技術、光学を熟知した技術でしょう。
これを大晦日に実現、おめでとうございます。
いよいよ、2006年からお別れ、良いお年をお迎えください。
投稿: mako | 2006年12月31日 (日) 13時07分
mako様、祝福ありがとうございます。
レリーズは付かないシャッターなので、教えていただいたセルフタイマー2秒を掛けての撮影です。手押しシャーターを切ると、架台が振動します。
投稿: 5513 | 2006年12月31日 (日) 14時17分