フォト
無料ブログはココログ

このブログについて

  • 著作権の扱い方
    著作権はコメントを含めて投稿者に帰属します。投稿者本人が著作権をもち、責任も持つという意味です。 リンクはご自由にして構いません。 原則公開です。 批判も含めてコメントは公開いたしますが、営利目的などの記事は、管理者権限で削除することがあります。コメントは管理者の承認後、反映されます。 ただし、TBは現在許可していません。

著作

  • 共著:「次世代センサハンドブック」培風館(2008)、「マイクロセンサ工学」技術評論社(2009.8)
  • 連絡先
    私への講演、セミナー、技術指導などのご依頼はこちらまで↓ okayamaproあっとまーくyahoo.co.jp  あっとまーくは半角の@にしてください
  • 単独著
    アナログ電子回路設計入門 (1994.12)、コロナ社: 実践アナログ回路設計・解析入門 (2005.1)、日刊工業: オペアンプ基礎回路再入門 (2005.7)、日刊工業: ダイオード・トランジスタ回路入門 (2005.12)、日刊工業: スイッチングコンバータ回路入門 (2006.9)、日刊工業: これならわかるアナログ電子回路基礎技術 (2007.6)

専門とする事項

  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

Twitter

新刊

  • 岡山 努: アナログ電子回路の基礎と入門!これ1冊

« エンジニアの教育 | トップページ | 回路シミュレータ1 »

2007年1月26日 (金)

同質の人間、異質の人間

Photo_42 同じ分野のエンジニアであっても異質の人間も存在する。年は私より若く嗅覚が鋭い。アナログ回路エンジニアとしてもデジタル回路エンジニアとしても優秀な方である。両方こなす方は少ない。それに加えて個人としての電子工作技術がすごいのだ。世代を超えてこの方を尊敬している。異質の同業者である。

異分野の異才の方とともに仕事をするときも、とても楽しい。

数人の異質の方々がチームを組むと大きな仕事が出来る。それぞれの方が、持ち場で才能を発揮する。リーダー格の方は当然存在するが、実質の方向決定はその場面、場面の適任者が行うのだ。そんな仕事を出来る機会が、何度かあった。学ぶことも多くある。

同質の人間が異分野の人間としてチームを組むとき、これもまた楽しく成功率の高い仕事となる。それだけではなく、チームの仲間の人生を疑似体験することもある。

同質の人間が類似の仕事を一緒に行うときが、意外に難しい。アイデアの幅が狭くなりがちで、どうしても競争心理が働くのだ。優劣がお互いに判るので、どちらかが身を控える、あるいは人生スタイルを変えることになるケースもある。

心理的にお互いが苦しくなる。

しかし、同質の同業者、同年齢、同一職場でなければ、時を経て再びめぐり合うときには、強い絆で結ばれた仲間となる。経歴の違いが異質の部分を形成するのだ。それもまたアナログエンジニア人生。

長いエンジニア生活には様々なパターンの人と様々なパターンで出会うことがある。これもエンジニア生活ならではの体験だ。

しかし、考えること、行動しない方とは、楽しく仕事をやることが難しい。工学は一般論ではなく、特定の課題を達成するためにあり、評論のため、あるいは企業内論理の下に存在するのではない・・・・とアナログエンジニアは考えている。

異質の人間のチームは、見落としを最小限に抑えながら、色々な角度から検討が進む。持ち味の違う人間、持ち物の違う人間の組み合わせが、一味違うモノを実現するのだ。チームの弱い部分を誰がカバーするか。それを指揮するのが、指揮できる人がそのチームのリーダーとなる。

『人気blogランキング』の「自然科学」部門に参加しています。今日も元気に貴重な1票をよろしくお願いします。【押す】

« エンジニアの教育 | トップページ | 回路シミュレータ1 »

工学」カテゴリの記事

随想」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 同質の人間、異質の人間:

« エンジニアの教育 | トップページ | 回路シミュレータ1 »

2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

現在のランキング