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2007年1月24日 (水)

エンジニアの原体験

物を創る喜びを、小学生から中学生の時代に体験しておくべきだ。

例えば、竹とんぼ。竹をナタで割りそれなりののこぎりで素材を切り出す。次の工程は羽の形を形成する。ここでは、羽の迎え角、捻りの程度が影響する。表面はすべらかな方が一般的には良い。第3工程は竹ひごを取り付ける孔を錐であける。第4工程は取り付けた竹ひごと羽の直角だし。竹ひごを回してみて羽がぶれないように、X-Y方向を調節する。

第5工程は、手のひらの感触を頼りに回しながらダイナミックバランスをとる。

竹とんぼを良く飛ばすには、揚力と回転による反力に伴う不安定性を回避し、回転軸周りのモーメントを大きくしなければならない。

いくつもの竹とんぼを自分の加工技量で自分の思った形を目指して創る。よく飛ばす要因はいくつもある。

この段階ですでに、エンジニアとしての感性が磨かれているのだ。自分が考えた形を実現する手先の器用さと、形の着眼点、工夫を長い時間かけて学んでいるのだ。

いまや、非常に良く飛ぶ竹とんぼが観光地のお土産店などで簡単に手に入る。良くは飛ぶがそこには感動が少ない。

むしろ、望めば何でも実現でき、手に入るような錯覚で様々な電子機器を使っている時代である。

Photo_27 それでも、自分の思った形を自分の技量で作り出し、その結果を見る。試行錯誤でより良いものを創った経験は何事にも代えがたい。もちろん、道具の扱い方や多少のヒントは親が手助けしたほうが良いと考える。

スナップを効かせてハンマーで釘を打つ。もっと工夫するなら、釘は垂直に並べて打たず、交互にジグザグに並べて打つ。これにより、柔らか材料でもかなり接合面がしっかりと固着する。この程度のノウハウは自力で会得する感性がものつくりには必要なのだ。

そして、労働安全面からは、スナップを効かせて釘を打つ基本的感性のない世代に、安全は自分で守る意識をどのように伝えることが出来るのか? 非常に重い課題である。ここまで日本の技術の担い手の感性は低下しているのだ。そして、その感性を復活させることができる、呼び起こすことのできる指導者も急激に減少している。

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コメント

はじめまして。農学のコースドクターをやってるTappyと申します。ブログランキングでふらふら面白いブログはないものかと検索していたらたどり着きました。大変ためになる内容が多いな~と感動しました。私も長いことブログを綴っておりますが、最近愚痴が多くなってきたので反省させられました。また、5513さんに比べればどっ素人ですが、実は私、農学分野で使用する測定機器の開発業もやっています。少々電子回路を組んだりもしてます。こちらのサイトで勉強させていただきます!これから宜しくお願いします。では、ご挨拶まで。

仰る通りですね。
最近は何でもかんでもビジネスにしてしまって、子供は自分で工夫するという習慣に欠けています。
親や教師、身近な大人がもっと考えるべきでしょう。

Tappyさま、ようこそ。
こちらこそよろしくお願いします。
ブログでは十分書けませんが、技術ネタでもう少し頑張ります。
 fromアナログエンジニア家主

makoさま
工学離れの風潮には厳しいものがあります。ものを実際に作る人を真に大切にする心が今の日本には不足していると考えています。

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