酒粕
栄養分は各酒造会社の醸造方針によってかなり異なるようだが、炭水化物20数%、たんぱく質10数%くらい。
いろいろな食べ方があるが、私は板粕をトースターで数分焼き、砂糖を掛けて食べる。
板粕と砂糖+しょうが少々で調理して甘酒にして食べる手もある。
白身魚の粕漬も美味しいが、我が家の「さち」はあまり作らない。
みそと合わせて漬物の床にする手もある。
私の郷里は三重県南部なので、名産真珠漬けがある。独特のねり粕を用いたアコヤ貝の貝柱の酒粕漬け。日持ちも良く、貝柱には独特の食感がある。大抵、貝柱から先に食べてしまうので、漬けた酒粕が残るがこれも美味しく食べられる。
瓜の酒粕漬けと言えば「奈良漬け」、通常かなり深く漬け込んである。我が家では添え物に良く使う。一方、浅漬け用の漬け床にすると独特の味わいが出るらしい。そのときの塩分濃度は数%らしい。
たまに粕汁が出ることがあるが、私はあまり好きではない。
グラタンなどの洋風料理にも使えるらしい。
蒸留酒類、例えばウィスキーのモルトなどの粕はどのように使われているのか、使っていないのか。良くわからない。
しかし、日本には日本酒醸造技術を背景にした酒粕利用の文化がある。
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コメント
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うわ〜! 八海山の酒粕ですかー。おいしそうですね。
わが家も夫婦で酒粕大好きです(粕じゃない方も 笑)。
板粕を焼いたの、おいしいですよね。練り粕を丸めて、中に砂糖を入れて焼いてもおいしいです。
昔なら、火鉢といういいものがあったところですが。
母方の田舎、福岡では、海産物の粕漬けが有名です。貝柱、海茸(有明海の特産)など、これがご飯のおともに最高なんですよ!
モルトの粕、ビールの粕なんかは肥料や家畜の餌にすることが多いようですね。確かに、もう少し工夫があっても良さそうな気がします。日本酒の文化は優れていますね。
ワインの絞り粕なら、粕取りにして「グラッパ」になるのですが。
・・・すみません。飲んべなもので、思わず饒舌になってしまいました。
投稿: pollyanna | 2007年2月17日 (土) 11時23分
ほんとうに酒粕の利用は伝統文化ですね.万葉集に「粕湯酒」というのが出て来ます.酒の買えない人が酒粕を湯で溶いて飲んだとか.当時の粕はプレスかけてなくてアルコール分が多かったでしょうね.
投稿: 三ねんせい | 2007年2月17日 (土) 13時55分
pollyannaさま
粕も液も日本酒は美味しいですね。深酒すると悪酔いしますが。
天狗舞という日本酒ご存知ですか。珍しく琥珀色の付いた日本酒です。わが町に2軒だけ出すお店があります。どっしりとした味わいのある酒です。銘酒を出すお店でおいているかもしれません。
投稿: 5513 | 2007年2月17日 (土) 15時24分
三ねんせい 様
万葉の時代から酒粕を人間が食べていたのですね。機械絞りの今の酒粕でも結構アルコールの臭いはしますね。
投稿: 5513 | 2007年2月17日 (土) 15時27分