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2007年3月17日 (土)

安全装置

1_1608 ←庭の家庭菜園の菜の花

拡大像は約200kB

今日の話題は「安全装置」

工学的には比較的デリケートな話題である。

航空機の最もリスクの大きい動作は、着陸の数分間である。

システムを安全に停止するにはそれなりの手順が必要である。

その手順が想定どうりでなければ、バックアップの安全装置を動作させる。

しかし、安全装置はふだん動作することの無いシステムである。多くの場合、待機冗長系である。待機冗長系の信頼性を確認するには、その安全性あるいは動作確認を定期的に行う必要がふつうある。

安全系はふつうでは生じない状態で初めて動作する装置なので、通常では発生しない状態を、各種設定条件を変え、インターロックを外し、安全な状態で、その前段の安全装置が動作しない状態を生成する必要がある。したがって、多重安全装置を構成する際には、その前段の安全装置を無効にする手段を内蔵させる。当然試験のための状態を生成する擬似信号を与えて、前段の保安装置を無効にする手段を装備している。

安全系の動作チェックは細心の注意を払うべきメンテナンス作業である。

そのメンテナンス作業中に、ある原子力発電所で恐らくは想定外のトラブルにより停止中の原子炉が臨界=原子炉起動状態に入ってしまった。安全システムの想定外の不具合が発生しているはずだ。報道ではその辺りの情報はほとんどない。

想定外の「事象」が存在したと言うことは、安全確保のストーリーの一部に抜けが存在することを意味するのではないか。

徹底的にその原因を明らかにする必要がある。

先日の高知空港での胴体着陸報道では、1本のボルトの脱落で、本来は2重系であるべき油圧系と非常用手動操作系が無効になった。

安全系に完璧はないと考えるアナログエンジニアである。単純な「事象」が多重安全系の動作を保証する共通の前提部分であるなら、その部分の信頼性を確保する検討と対策を行うべきであると考える。

要の部分の信頼性なくしては、安全性向上はありえない。

そして、最悪の選択は隠蔽である。

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