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2007年3月16日 (金)

インダクタンスの測定

_1586 スイッチングシステムでは、多く方形電圧波でインダクタンスを駆動する。

アナログエンジニアは、普段インピーダンスメータを使わない。その代わりインダクタンスに小さな抵抗を直列にして、その両端電圧波形を見る。

Ⅴ=LΔⅠ/ΔT :V(電圧)、L(インダクタンス値)、Ⅰ(電流)、T(時間)

Vは一定であることが多いので、電流の時間変化からインダクタンスの値を実働状態で概算する。原始的な方法だ。

インダクタンスの電流の時間変化が、時間とともに緩やかになる場合は着目する時間でL/Rが大きいことを示す。

逆に時間とともに、電流波形が大きくなる場合は実働条件下でコアの透磁率が低下していることを意味する。

抵抗成分が十分小さくコイルの巻き数がわかっているなら、B-H曲線の一部がわかる。

電流波形を眺めることがポイントだ。

ただし、電流測定のために回路に挿入する抵抗の値は注意深く選ぶ必要がある。

アナログエンジニアは、インダクタンスを使用する回路ではその電流波形の時間変化に着目する。電流波形を見て電卓を叩いて概算する。設計状態の可否もある程度わかる。

基本式からのずれにも敏感に反応する。それがアナログ回路エンジニアの習性である。

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