この木何の木
スプーンは海外で購入したもの。
H社のコマーシャルではないが、この木何の木?
かなり軽く高強度で木目が目立たない。独特の模様がある。
繊維が目立たないので、薄い曲面加工ができる。
軽い木材と言えば、バルサが代表格である。部位を選べば少し重いがそれなりの強度がでる材料と、とにかく軽量の材料が取れる。
昔、1年ほど翼長20cmほどの小型バルサグライダーを作って遊んだことがある。様々な形状のグライダーを作った。
主翼と水平尾翼と垂直尾翼の役割を果たす形状で、重心が主翼の前方1/3程度のところにあればそこそこに飛ぶ。
飛ばしやすいのは、高翼機で滞空時間を稼ぐには細長いソアラ級グライダーの形状が経験的に良かった。主翼下面は平坦かやや中窪みにする。サイズに比べても滑空速度が遅いので、模型飛行機の翼形状にちかい断面形状が好結果を生んだようだ。
もっと高強度の軽量材なら、日本の桐の木を使うことになる。ゴム動力機の主翼の形状は桐の木のリブで形成する。ふつうは主翼上面だけに紙を張るが、おおきな機体では主翼下面にも紙を張る。
写真の黒くて強くて軽い木材は何であろう。緻密で繊維方向が目立たず、そして軽い。南洋材らしいが、特徴ある物性を備えている。この木何の木、気になる木である。
現在使われている比強度の高い超遠心力に耐える材料は特殊な配向を行ったカーボン強化プラスチックである。
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