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2007年4月 4日 (水)

美辞麗句

技術文章あるいは開発計画書・企画書に美辞麗句は必要がないと考えるアナログエンジニアである。

実体が存在するか、論理的に一貫しているか、そしてビジョンがあるかで判断する。

美辞麗句の影には偽りがあることが多い。響きのよい言葉の羅列で経営者の関心を買う手法だ。

この手の開発計画を複数回、私の手で葬ったことがある。実態がないのだ。なにをどのようにしようとしているのかが見えない。美辞麗句の羅列で一見聞こえは良いが、具体的実現手段とビジョンがないのだ。

誇大表現。これも私が嫌う表現である。開発のどのフェーズに今あるのか?それを明らかにしないものも要注意である。原理は確認されたのか。使用する材料は目的に適っているのか。定量的に検討されているか?

開発段階で誇大表現された技術の多くは、哀れな末路と悲惨なデスマーチをもたらす。

経営判断は技術的前提の成立をその前提として成り立つ。もちろん経営者は複数の持ち駒があるからその総てが思惑どうりにならなくても良いが、エンジニアにとっては総てを賭けた戦いとなる。その背後には、多数のサポート部隊もいる。

経営者の好みにより辛い、甘いが生じることもある。そのバランスをとることもアナログエンジニアの役割と心得る。

工学とは実現することを夢見る世界である。実現しなければ自分は何もしなかったとのト同じ。あればいいなと願うことは易し。それを具体的手順と実践で目に見える形にするのがエンジニアである。

評論家は要らない。自分が総ての結果責任を負うのがプロのエンジニアの美学である。

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