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  • 単独著
    アナログ電子回路設計入門 (1994.12)、コロナ社: 実践アナログ回路設計・解析入門 (2005.1)、日刊工業: オペアンプ基礎回路再入門 (2005.7)、日刊工業: ダイオード・トランジスタ回路入門 (2005.12)、日刊工業: スイッチングコンバータ回路入門 (2006.9)、日刊工業: これならわかるアナログ電子回路基礎技術 (2007.6)

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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2007年4月 5日 (木)

半導体データーブック

_1619 インターネットが普及していなかったときは、回路設計に必要な半導体の特性を分厚いデーターブックを見ながら設計していた。買えば1冊数1000¥するものや、非売品もあった記憶も残っている。

今は、会社名か型式番号がわかれば、インターネット経由で簡単にデーターシートが手に入る。

インターネット以前と異なることは、データーブックの始めに記載されている用語や試験方法、信頼度データ(解説編や概要)が表面に出ていない点にある。インターネット経由でも、概要や解説編に相当する部分をダウンロードできる場合は結構あるが、若い設計者は案外見ていない。

半導体データーブックの用語がわからないとすれば、半導体デバイスの選択が出来ない。

そして、記載されている数値の意味すなわちそのパラメータが影響する回路性能との関連がわからなければ、その項目に対応するシミュレータの値を変更しその効果を調べことはできない。

多くの基本回路は、例えばnpnシリコントランジスタでありさえすれば動くことが多い。しかし、回路定数の最適化は別次元の世界である。

アナログ回路には綺麗な回路と、汚い回路がある。

汚い回路とは、回路性能を落とす部品が付いていてその悪影響を別の部品で補正している回路や、必然性のない定数選択がなされている回路である。

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