オペアンプの極性
オペアンプは2つの入力、非反転入力端子(+)と反転入力端子(-)を持っている。
図の(A)と(B)はどちらも動作する回路であるが、その違いをすぐに把握できるでしょうか。
(A)は反転増幅器で、利得が-R2/R1のリニアアンプになります。
(B)は非反転ヒステリシスコンパレータです。
オペアンプの+、-の入力端子の極性を間違うと、全く異なる動作をする場合があります。
(A)はR2経由で負帰還がかかり、線形増幅器となります。(B)はR2経由で正帰還がかかるので、その出力はH、Lのいずれかが安定点です。
先週は体調不良のなか、初校ゲラのオペアンプの極性間違い探しに邁進しました。
オペアンプの極性間違いは、初心者を惑わす重大な間違いです。プロにとっては、この2つの回路が使われるシステム上の場所が異なるので、修正できます。
初校の校正がどの程度正確にできたかな。ちょっと心配なアナログエンジニアです。
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