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2007年5月28日 (月)

大学全入時代

少子化の時代にも大学の定員は増えてきた。

今は、親の財力さえあれば、ほとんどの方が大学に入れる時代である。

しかし、理系に関して述べれば、中学生で学ぶ負号の概念や累乗の概念の学習でも少なからぬ理解不足を生じている。

高校ではましてその差は広がっていく。

現代の科学技術のレベルを考慮すると、工学部では高校物理の習得は必須であると思う。しかし、物理を得意とする学生は高校生でも少数派である。そして、大学は受験の多様化を行い、受験科目から物理を捨てた学生も受け入れていく。大学で中学・高校の復習・計算技術の再訓練をしながら高度な技術を教えようというのか。

大学全入時代において、卒業する学生の質の保証はどうするのか?

某大学においては、落伍者(不可)をつけると教師の評価が著しく下がるという。再試験、再々試験と補修を行って救済していくのだが・・・。

他国のように入学しやすく、卒業には一定水準を保つシステムが必要ではないか。機会均等、結果は別問題であると思う。そして科学・技術の一定水準を満たさないものは、早い時期に別の道を模索すればよい。

大学全入時代はよいとしても、大学全卒業時代を見直すべきであると思う。

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随想」カテゴリの記事

コメント

仰るとおりです。
「入るは易しく、出ずるは難く」としたいものです。
先進某国はそのように聞いてますが・・
今の高校の数学・物理はどうなってるか知りませんが、私の時代、高校の数学は公式、物理は結果でした。よってサッパリ解らず、大学に入ってやっと本質から理解、納得でした。

大学のJABEEへの取り組みは,そのような「品質保証」に向けたものです.近年,中堅もしくはそれより小さな大学では,JABEE認定を受ける大学が増えてきています.
http://www.jabee.org/

認定を受けると,例えば「最低点で単位を受けた学生の答案」などを保存して,外部からの検査を受けるなどします.めくら判で単位を出すようなことは,なくなります.

ただ,JABEEで品質保証するために,答案を残しておいたり,その他「品質保証」に必要な事務作業(教員の負荷)が増え,その割にはJABEEそのものが企業(特に就職担当)に認知されてないため,まだ様子見の状況です.

大学としては,出来ない子をケアしないで落第させるほうが圧倒的に楽です.にも関わらずそれをぜずに救済してきた背景には,中退した学生の就職先が圧倒的に少ないという事情があります.最近この状況は少し緩和されてきたようですが,でもまだまだです.

高校→大学→大企業という人生が唯一共有されている人生のモデルだった時期において,大学中退とは「人生の落伍」を意味してたのかもしれません.もっと豊かな社会観・人生観を共有して,それに見合った多様性に富んだ社会システム(大学だけの問題ではなく)を構築するための試行錯誤が今まさになされているような印象を持っています.

>makoさま
私は高校時代の微積分を使って、2年かけて高校物理を勉強しました。労力はかかるけれど覚えなければならない公式は激減しました。高校数学はそれだけのレベルをもっていたと思います。

>ほんたに さま
コメントありがとうございます。
日本技術者認定機構を初めて知りました。
学生を厳しく指導し結果を出させることは教員に非常な労力がかかると思います。同感。
ただ、機械的に認定すると、奥の手として予告問題で点数をかさ上げする手段が残ると思います。
なにが教育的であるかは、それを受け入れる社会問題でもあるような気がいたします。

わたしも、「入学しやすく、卒業には一定水準を保つシステムが必要」だとは思うのですが・・・
そしてその声はとても大きいと思うのですが・・・

そのシステムを大学に導入するためにどうすればいいのか、心から悩みます。

JABEEに関しては、ほんたに様がおっしゃるように、大学内の労力の増大のわりには企業から評価されず、価値を疑う方も多いですが・・・根付くでしょうか?

私は大学卒業生の「品質」は大学だけの責任ではないと考えております。しかし、少子化の時代には、一部の大学では大学教育が成立しない時期がくるような気がします。高校はおろか義務教育の中学校でさえ学力格差は非常に大きいものがあります。
さらにいうなら、その背後には遺伝と環境により、恵まれた子供とそうでない子供が存在します。社会問題として捉えなければならない大きな問題だと私は感じております。

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