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2007年7月18日 (水)

耐振動電子回路

_1816←庭に咲いた園芸品種の百合の花。野生の白百合が咲く頃に7月は終わる。

電子回路においても、耐振動設計が必要な場合がある。産業用の電子回路では、様々な環境条件がある。

振動条件も様々で、100ガルを越える振動を常時受ける環境が存在する。問題になりやすい部品は2本足で比較的大きい部品である。

2本足だと共振周期が相対的に長くなり、その周期に近い強い振動を受けるとリード線が疲労破断を起こす。

このように書けば、どのような電子部品が振動による損傷を受けやすいか、実物を見ればすぐにわかる。

電子部品はどんどん「軽薄短小」化され、その固有振動数は短くなる方向であるが、エネルギーを蓄積する受動部品などはそれでもなお大きい。

形、実装形態を見れば解る弱点もある。計算しなくとも、いやな感じのする設計部分は、様々な角度から検討すればほとんどの場合、技術的に対策できると考える。固有振動:厄介な問題であるが、基本的にはLCR共振の問題において、大きな電圧や電流が発生しえることと同じ形の問題と考える。

耐震設計はどのようにして行われるのだろうか。共振状態が長く続けば、Rに相当するエネルギー損失がそのピークストレスを左右する。計算が比較的簡単な電子回路においても、意外にLCR共振点近くでの過渡特性を視覚化して実感しているエンジニアは少ないような気がする。

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