接合電圧の温度係数
後何日で食べごろになるかなー
Siダイオードやベースエミッタ間電圧VBEの温度係数は約-2mV/℃といわれる。文献によっては-1.7mV/℃から-2.3mV位の数字がでてくる。
接合電圧の温度依存性は、接合電圧が大きくなるとその絶対値は小さくなる。
理論計算で得た温度係数αを表す式は
α=-(Vj-Eg)/T Eg:その温度でのバンドギャップ、Vj:接合電圧 T:絶対温度
である。拡散電流が主体であるか、再結合電流が主体であるかに依存してEgの補整項が数10mVはいる。
アナログエンジニアはこの式を用いて、電子回路の温度係数予想に使用している。
接合の直列抵抗が寄与してくる高電流密度領域では、寄生抵抗の+の温度係数が加算されるのでVjが0.8V程度と高いと、見かけ上の温度係数は-1.5mV以下まで下がることがある。
極端に低い電流密度では-3mV/℃くらいまで上昇する。
接合電圧の温度係数は一定ではないのだ。半導体素子の使い方に依存する。
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コメント
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きゅうりおいしそうですね^^
投稿: | 2009年6月 1日 (月) 11時34分
一昨年の夏ですが,何本か美味しく食べました。
完全無農薬・有機肥料のきゅうりです。
今年は,夏野菜を植えていません。
投稿: 5513 | 2009年6月 1日 (月) 13時18分