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  • 単独著
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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2007年8月 2日 (木)

羽の無い矢

矢は羽が無くとも、矢の重心が鏃よりにあると安定に飛ぶ。

私の矢は全長が68cm、重心は先端から23cmである。矢の質量は約17g、鏃の質量は約5g、シャフトは超超ジュラルミンの薄肉パイプにカーボンファイバーを被覆したものである。おもにACEとACハイスピードナビゲータを使っている。

近距離(30m)で羽の無い矢と羽根付の矢を数本づつ同時に射ち着弾位置の偏りをみる。

羽のある矢は弾道の修正力が強く、無い矢は修正力が弱い。このことを利用して番えて構えたときの軸線と弓のリムが戻る方向が一致するように、矢の先端をささえるアローレストの位置を微調整する。

当然、実射するわけであるから、使う人がそれなりの技量を持っていないと調整に限界がある。着弾位置がある程度まとまらないと違いが判らない。私は中級者なので、かなりの数を射して2群の矢の着弾位置のパターンを見るしかない。

アーチェリーの羽はプラスティックでできており、長さ5cm足らずの小さい羽である。しかも、軸線に対して1度前後右回転するように斜めに取り付ける。ライフルと同じ原理で弾道を安定させるためである。

高級品の和弓の矢は今でも軸は竹で重く、羽も鳥の羽で空気抵抗が大きい。実際に見たことは無いが1の矢と2の矢は回転方向が違うらしい。

アーチェリーはスポーツなので、当てるために努力する結果、自分にあった形(フォーム)をみつける手順をとる。和弓は「道」なので形を重んじる。

今年も初心者教室のお手伝いをさせていただいた。マイナースポーツであるアーチェリー人口が一人でも増えてくれることを願う。

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