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  • 単独著
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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2007年8月28日 (火)

設計図面

_1854_2←道端に咲いていた夏の花。逆光で撮影した。この日は気温の割りに体感温度が高かった。

  設計図面は、ふつう門外不出。

他社の設計図面が提示されることは、極めてまれであると認識している。

設計図面が開示されるとき(もちろん第3者への開示制限はつくが・・・)は異常事態が生じた場合にのみに限られるのではないか。複数社が協力して解決しなければならないような事態の中で、激しい技術論の果てに条件付でやっと開示までこぎつけるのが通例だと思う。

一般の実用回路図などでは、設計の根幹をなす部分はさりげなく隠されている。

隠された部分を補って、その回路の弱点を限られたリアルタイムの交渉の中で開示させるのがアナログエンジニアの力、意地である。

学術文献にも結構多いが、設計図面となると細かい技術説明はない。この中で、問題点・課題を明らかにし、場合によってはその解決策まで提示する。そこが勝負である。

私は、光学図面も多少は読める。

そして光学図は美しい。しかし、私のアーチェリー用のスコープの光学図は八方手をつくしても手に入ることは無かった。本当は、個人としてその図面を手に入れて書斎に飾りたかったのだが・・・・。

門外不出の設計図面、あるいは実データは工学社会ではふつう目に触れることは無い。私はこのような書類にアクセスできたことのある少数の技術者と思うが、公表できる情報はほとんど無い。

これが会社勤めのエンジニアの世界の一端である。

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