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著作

  • 共著:「次世代センサハンドブック」培風館(2008)、「マイクロセンサ工学」技術評論社(2009.8)
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    私への講演、セミナー、技術指導などのご依頼はこちらまで↓ okayamaproあっとまーくyahoo.co.jp  あっとまーくは半角の@にしてください
  • 単独著
    アナログ電子回路設計入門 (1994.12)、コロナ社: 実践アナログ回路設計・解析入門 (2005.1)、日刊工業: オペアンプ基礎回路再入門 (2005.7)、日刊工業: ダイオード・トランジスタ回路入門 (2005.12)、日刊工業: スイッチングコンバータ回路入門 (2006.9)、日刊工業: これならわかるアナログ電子回路基礎技術 (2007.6)

専門とする事項

  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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新刊

  • 岡山 努: アナログ電子回路の基礎と入門!これ1冊

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2007年8月20日 (月)

デジタルは人にやさしい?

ユビキタス世界が脚光を浴びている今、デジタルは人に優しいか?の問題を考えてみよう。

アナログエンジニアはデジタルシステムは使う側、設計する側ににとっても優しくないシステムと感じている。

デジタルシステムの裏には、気が遠くなるほどのプログラムが存在する。すなわち、ブラックボックス化した世界なのだ。そしてプログラム開発のコストを低減するために、ソフトの再利用が進んでいる。非常に重い慣性のある開発が行われていることが多い。初期の開発に携わったSEは全体を何とか把握しているが、その後、参加したソフトエンジニアは、ふつう全貌をしらない。

使う立場に立てば、論理的に考えて必要な操作を理解できる領域には簡単にはいかない。多くの操作がブラックボックス化している。考えて使いこなす世界ではないような気がする。この結果、機種依存性の強いデジタルシステムの「癖」を試行錯誤で身につけた人が力をもつ。それ故に理解して使うことが難しいブラックボックスの世界である。

極論すれば考えることをやめ、覚えることに多大な労力を費やし、その維持のための努力を必要とする。

アナログエンジニアは、なるべく原始的な機材を徹底的に使うことを好む。

計測なくして科学はない。ブラックボックス化した世界はすでに科学ではなくなっていると感じるエンジニアである。

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今日から5日間の出張。4日で6h×4の講演を行う。宿のインターネット環境次第では更新Pingを打てない場合もありますがよろしくお願いします。

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