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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2007年10月15日 (月)

プリント基板配線抵抗

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←銅箔パターンの抵抗の早見表。図をクリックすると見やすくなります。

プリント基板の配線抵抗は案外大きい。

図は35μ銅箔パターンの配線抵抗の計算値である。

銅の抵抗率は理科年表を見ればすぐわかる。

R=ρL/S から40℃で計算した。この図では幅10mmパターンの計算例までしか表示していないが,幅20mmを超えるパターンにアナログエンジニアは20Aを流したことがある。

0.1mmパターンで10cmも張れば,0.5Ωとなり結構問題になる抵抗値である。

電気屋さんなら誰でも知っている計算式であるが,実際に使う範囲でその数値を掴んでいることは,工学者としても大切である。我々は現実世界に生きているのだ。

厚さ0.5ミクロン,長さ1cm,幅1μm付近で,ALで計算すればICの配線抵抗になる。

長さ10cmの厚膜ハイブリッドICのルテニウム基材の配線抵抗なら,1Ωに達する。

流せる電流は放熱条件によって異なるがLSIでは,電流による材料の移動:マイグレーションもそろそろ問題になるレベルだ。

たかが,基板上の配線だが,基板設計上留意しなければならない項目であることは確かであろう。

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