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  • 単独著
    アナログ電子回路設計入門 (1994.12)、コロナ社: 実践アナログ回路設計・解析入門 (2005.1)、日刊工業: オペアンプ基礎回路再入門 (2005.7)、日刊工業: ダイオード・トランジスタ回路入門 (2005.12)、日刊工業: スイッチングコンバータ回路入門 (2006.9)、日刊工業: これならわかるアナログ電子回路基礎技術 (2007.6)

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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2007年12月17日 (月)

本屋の技術書コーナ

先日,東京で数軒の本屋さんの技術書コーナを見てきた。

技術書コーナは閑散としている。しかし,文芸書などの1階2階の売場結は構繁盛している。

工学系大学生や若いエンジニアが教科書以外の本を読むことが少なくなってきているためだ。

インターネット検索でうまくキーワードを組み合わせれば,無料でそれなりの情報が得られる。このために,若い人達が本を買わなくなっているのだ。断定しすぎか?

昔の専門書は概して分厚く,給料比で考えると高価なものであった。

しかし,最近の技術書は薄く,図版も多く,かつ初任給比で考えると相対的に安い。

ひとつの技術分野を述べるには分厚い本が必要だ。ひとつの分野を系統的に知るためには,学ぶ側もその本の趣旨に沿った勉学が必要と思う。

系統的な知識の不足,演習量の不足が応用力の弱さに繋がっていると私は考えている。

書く立場から言えば,対象とする読者層に対して1冊の本,しかも200p前後でまとめようとすると対象読者と内容を絞らざるを得ない。

学術の世界では論文の数がモノを言う。どこか新しくなければ,そして有用性を主張しなければ論文にはならない。ついで,質も問われる。一方,技術の世界では,ふつう社員としての守秘義務があり,自由には書けない。その結果,学術の世界でも技術の世界でも基礎理論をきちんと書ける人材,読める人材が減っていく。

したがって,基礎的,根本的な問題の解析技術や対処法は相当工夫しないと書けない。

かくして,書く側も読む側も薄っぺらになりがちである。

個人的な感想を述べると,私は「図解」などの形容詞は嫌いである。きちんと,技術要素を論理的に教えるには式や数値例が必須であると思う。執筆の目的で何冊か「図解」の名のつく関連分野の本を持って,熟読したことがあるが,冷静に辿ると多くが論理的な一貫性を欠いていることもある。素養があると,読むに耐えない本もある。

生意気にも批判的な記述をしたが,基礎力あっての先端である。これを忘れては,足腰が弱くなり大学も企業もその存在価値を未来に見出せないと考える。

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