フォト
無料ブログはココログ

このブログについて

  • 著作権の扱い方
    著作権はコメントを含めて投稿者に帰属します。投稿者本人が著作権をもち、責任も持つという意味です。 リンクはご自由にして構いません。 原則公開です。 批判も含めてコメントは公開いたしますが、営利目的などの記事は、管理者権限で削除することがあります。コメントは管理者の承認後、反映されます。 ただし、TBは現在許可していません。

著作

  • 共著:「次世代センサハンドブック」培風館(2008)、「マイクロセンサ工学」技術評論社(2009.8)
  • 連絡先
    私への講演、セミナー、技術指導などのご依頼はこちらまで↓ okayamaproあっとまーくyahoo.co.jp  あっとまーくは半角の@にしてください
  • 単独著
    アナログ電子回路設計入門 (1994.12)、コロナ社: 実践アナログ回路設計・解析入門 (2005.1)、日刊工業: オペアンプ基礎回路再入門 (2005.7)、日刊工業: ダイオード・トランジスタ回路入門 (2005.12)、日刊工業: スイッチングコンバータ回路入門 (2006.9)、日刊工業: これならわかるアナログ電子回路基礎技術 (2007.6)

専門とする事項

  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

Twitter

新刊

  • 岡山 努: アナログ電子回路の基礎と入門!これ1冊

« コメット機 | トップページ | 本屋の技術書コーナ »

2007年12月14日 (金)

リミットサイクル

我が家の60cm熱帯魚水槽の保温状態を見ていた。

オン・オフ制御である。オンの期間は12分,オフの期間は30数分。オンの時にはモニターLEDが点燈する。

現在の気温と水槽の温度差は約10℃だから,10℃の4倍程度が温度制御可能な温度差で,保温できる最低気温は-20℃弱か。ふーむ,200Wではなく150Wヒータで十分だった様だ。

水槽の水は約70L,ヒータ出力は200Wで,水は十分攪拌されている状態だ。ヒーターのオン期間の放熱を無視すれば,オン・オフ制御の温度ヒステリシス幅の見当がつく。

計算は簡単で,水槽は70kcal/℃,ヒーター出力は約50cal/sなので,昇温時間は約1400秒/℃程度になる。オン時間の実測値は700秒なので,制御系のヒステリシス幅は0.5℃程度と予想される。

記録温度計を挿入して温度変化を観測すれば,設定温度近傍で規則的な鋸波が観測できるはずである。これがオン・オフ制御に典型的に見られるリミットサイクルである。

オフ期間を細かく解析すれば,ガラス面その他を通過する放熱量も計算できる。

寒くなってきてから,水槽の蒸発量が増加した。水をポンプで吸い上げフィルターで水質保持を行っているので,温度差の増加と湿度の低下により,1日当たりの蒸発量がずいぶん増えたようである。

真冬になれば照明用の蛍光灯の電力も含めれば,月に100kW時位の電力を使っていることになる。

水槽に入っている魚は,安く飼い易いネオンテトラなどで1匹当たりの値段は安いのだが,案外維持費が掛かっているようである。

『人気blogランキング』の「自然科学」部門に参加しています。今日も貴重な1票をアナログエンジニアによろしくお願いします。【押す】

« コメット機 | トップページ | 本屋の技術書コーナ »

工学」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

現在のランキング