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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2008年1月11日 (金)

トランジスタにB-E間抵抗

トランジスタのベース(B)とエミッタ(E)に抵抗を接続した回路は,IC化ダーリントン接続トランジスタなどでは良く見かける。

その抵抗により,低電流領域でので見かけ上の電流増幅率(hFE)を抑制できる。

極,小さな電流領域ではベース電流に比例してhFEが増加する。

おおきな電流領域では,本来のhFE近くまで増加する。

昔?の重金属をキャリアキラーとしてドープしたSW用トランジスタの特性を想起させる。

トランジスタのBE間に抵抗を接続するだけで,解析的に解くのは困難になるが,回路シミュレータを使えばその効果を可視化できる。

単体トランジスタでは,BE間抵抗は,OFF時の漏れ電流を減少させ,ベースオープンのCE間耐圧を上昇させる。

市販品は大抵ダーリントントランジスタの形態をとっており,このようなトランジスタはスイッチング用途に好都合である。

ただし,同種ダーリントン接続はVCE-IC曲線図を見れば明白であるが,飽和電圧が1V程度になる。

5V系電源を使うときには少し電圧的に苦しい設計となる。

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