ノックセット破断
私のアーチェリー仲間でコンパウンドボウ使用者は全員がループ式ノックセットを使用している。
ループ式ノックセットとは,矢を番える弦に,別のストリングでリリーサを引っ掛ける1-2cmの輪を装着するのである。
今日の射の終わりごろ,このループが切れた。
フルドローに入る前,ピークの直前辺りで暴発。突然,矢が自分の意思と関係なく飛び出した。30mで練習中の出来事である。矢は畳の上方向に外れ浅く刺さっている。
コンパウンドボウの場合,ストリングの最大ストレスはピークウェイトの位置で掛かるらしい。
コンパウンドボウはメカニカルな部分が多いだけに,暴発に十分注意をする必要があると感じている。そして,射の途中も大きくは上を狙う形にならないように引いているつもりであるが,ノックセットの破断は想定外だった。破断の際,一連のドローで引くコースよりかなり上に着弾した。フルドローに入るかなり前に矢が飛び出したので,その射の実質ポンドは1/3程度まで下がっていると考えられる。50mであったなら,もっと下に着弾した可能性がある。
リカーブボウでは,弦が破断するときは射を終えた直後が普通である。射ち終えた瞬間,バチと弦が切れリムの先端が的方向に反り返るので,独特の手ごたえがある。リカーブボウでは弦が破断した際にも10点に入ったなどということは良くあることで,矢が弦を離れた直後に破断するので弦の破断は普通ミスショットに繋がらない。
今回は,引く途中で破断した。この経験を生かし,取り掛けからアンカーに入る弦を引くコースを水平に変更する必要がある。肩を落とすには,私の場合わずかに上向きに引き,照準に入るとき,上から的に降ろしながらサイトを決めていたのだが・・・・。 安全第一。安全第一。
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