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  • 単独著
    アナログ電子回路設計入門 (1994.12)、コロナ社: 実践アナログ回路設計・解析入門 (2005.1)、日刊工業: オペアンプ基礎回路再入門 (2005.7)、日刊工業: ダイオード・トランジスタ回路入門 (2005.12)、日刊工業: スイッチングコンバータ回路入門 (2006.9)、日刊工業: これならわかるアナログ電子回路基礎技術 (2007.6)

専門とする事項

  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2008年4月22日 (火)

変形ダーリントントランジスタ

Photo 2個の同極性のトランジスタを用いダーリントントランジスタの標準形は右側である,標準形では,インバータとして使ったとき,回路としてのオン電圧はVBE+(VCESAT:2段目のオン電圧)となる。

したがって,集積化ダーリントントランジスタでは,オン電圧が1V前後になる。

低電圧SW用途では無視できないオン電圧となる。

右図のように,初段コレクタを2段目コレクタに接続しないで,抵抗RXを介して電源に直接接続すると,四角の負荷に対して,オン電圧はVCESAT程度の具体的には0.3V以下の低いオン電圧となる。

この方法は,個別トランジスタで簡単に構成でき,低い電源の電圧SWには有効である。

個別トランジスタで組む場合には,初段が高速小信号トランジスタになりやすく,高速SWの際には過渡的に初段トランジスタがダイオード負荷(2段目のVBE)で動作する可能性があるので,必要に応じRXを挿入する。

右側の変形ダーリントントランジスタは,アナログ集積回路中では時々見かける回路部分である。

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