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  • 単独著
    アナログ電子回路設計入門 (1994.12)、コロナ社: 実践アナログ回路設計・解析入門 (2005.1)、日刊工業: オペアンプ基礎回路再入門 (2005.7)、日刊工業: ダイオード・トランジスタ回路入門 (2005.12)、日刊工業: スイッチングコンバータ回路入門 (2006.9)、日刊工業: これならわかるアナログ電子回路基礎技術 (2007.6)

専門とする事項

  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2008年4月21日 (月)

オペアンプのセトリング時間

高速オペアンプは,浮遊容量やレイアウトに敏感である。このため,レイアウトパターンや電源バイパスコンデンサの種類,定数を例示しているデータシートも少なくない。

たとえば,セトリング時間は,負荷条件,入力振幅,回路利得,温度を示した上で,最終値の0.1%あるいは1%に到達する時間で定義されている。

データーシートを裏読みするなら,セトリング時間は示された条件に依存して,その値が変わりえると解釈することになる。

最近は,高速のオペアンプで増幅し,高速ADコンバータでデジタル化するケースも増えている。量産ベースで考えるなら,実働条件下で,自分の目的にかなった性能が得られているか否か何らかの手段で確認する必要がある。

セトリング時間を例に挙げたが,オペアンプの仕様には典型値のみしか記載されていない項目も多く存在する。

アナログ回路の場合,むやみに高速性を求めることは一般に行わない。必要十分なものを使うのが鉄則である。

高速オペアンプは帯域が広い分,ノイズレベルが高くなる必然性がある。一芸に秀でたオペアンプの品種は,その特徴をよく把握して注意深く使用する必要がある。

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