シルバードマイカコンデンサ
聞きなれない方もおいと思うが,雲母を誘電体にし,電極は銀を蒸着したコンデンサである。
安定で,ほぼ0温度係数で1%または1pFいずれか大きい精度得られる。
Qが比較的高いので,かなり理想的なコンデンサである。
当時の製造範囲は0.1μF~10pFと記憶している。
コンデンサとしてはほぼ総ての面で優秀な特性を示すので,広い温度範囲で容量値が問題になる回路の切り札としてアナログエンジニアは幾度か使ったことがある。
個別部品で組むアナログ回路は,厳しい仕様が求められることが多いが,部品の選定には自由度がある。その分,部品の種類や特徴に対する知識は日頃から気に留めて,情報収集しておく必要がある。
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