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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2008年11月20日 (木)

電子回路の電流測定

個別部品で組むアナログ回路の回路電流の多くは,1A~1mA程度の直流である。

このレベルの直流電流値を測定するには,測定場所の配線を切断し回路動作に影響を与えないレベルの抵抗を挿入してその電圧降下を測定することになる。

クランプオン電流計は直流も測定することはできるが,ホール素子の性能上mA以下の微小電流を測定できない。強電ならクランプできる場所が存在するある可能性があるが,弱電ではふつうそういう場所は無い。

オームの法則を利用して,RとVを測定し電流Iを求めることになる。

そのためには,回路配線を切断し,適切な抵抗を挿入しなければならない。

意図的に回路を切断することが最初である。次に,回路動作に影響をあまり与えない抵抗値を選ばなければならない。この作業は初心者にとって厳しい作業である。

アナログエンジニアも配線カットして電流測定することは最終手段である。あらかじめ配慮をしていなければ,電流測定の抵抗を挿入できないケースが多いからである。

回路電圧を測ることは多いが,電流測定は意図的に行わないと出来ない。回路抵抗値が既知で電圧計の入力抵抗が相対的に十分であれば,回路抵抗から電流を間接的に測定できる。

抵抗の両端電圧を測定したならば,その電流値も概算して欲しいと考えるアナログエンジニアである。

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