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  • 単独著
    アナログ電子回路設計入門 (1994.12)、コロナ社: 実践アナログ回路設計・解析入門 (2005.1)、日刊工業: オペアンプ基礎回路再入門 (2005.7)、日刊工業: ダイオード・トランジスタ回路入門 (2005.12)、日刊工業: スイッチングコンバータ回路入門 (2006.9)、日刊工業: これならわかるアナログ電子回路基礎技術 (2007.6)

専門とする事項

  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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  • 岡山 努: アナログ電子回路の基礎と入門!これ1冊

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2008年12月 8日 (月)

パルストランス 1

絶縁形DC-DCコンバータやスイッチィング電源にでてくるキー部品がパルストランスである。

パルストランスは基本的にアナログ回路屋さんがコアを選んで,1次コイルの巻き数,2次コイルの巻き数,実装方法を選んで設計するものであろう。

最初にコアの最大磁束密度振幅をΔB決める。回路にも依存するが,コアロスはこれでほとんど決まる。コアロスはΔBの2-3乗に比例するので,周波数が高ければΔBは控えめにしなければならない。

次にコイルの巻き数を決定し,選んだコアに巻けるかどうか検討する。

大まかな目安としては,1次コイル断面積と2次コイル断面積は等しく,かつ1次・2次間の絶縁スペースを確保しておく必要がある。

コアの窓が不足して巻けない場合には,コアサイズを上げる。

アナログエンジニアはパルストランスの自動設計プログラムを趣味で作成したことがある。そして某電源専業メーカでデモをした。入力データーは微妙に実設計とは異なる。当然である。回路は動作し実設計に近い数値が出てくるが,真の設計条件ではない。それで良いのだ。

プロ同士のやり取りだから。

デモのあと,上長を交えて若手との懇親会。北陸の酒はうまかった。

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