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    私への講演、セミナー、技術指導などのご依頼はこちらまで↓ okayamaproあっとまーくyahoo.co.jp  あっとまーくは半角の@にしてください
  • 単独著
    アナログ電子回路設計入門 (1994.12)、コロナ社: 実践アナログ回路設計・解析入門 (2005.1)、日刊工業: オペアンプ基礎回路再入門 (2005.7)、日刊工業: ダイオード・トランジスタ回路入門 (2005.12)、日刊工業: スイッチングコンバータ回路入門 (2006.9)、日刊工業: これならわかるアナログ電子回路基礎技術 (2007.6)

専門とする事項

  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2008年12月22日 (月)

カレントミラー回路

よく見かけるのは,

抵抗経由でダイオード接続したトランジスタQ1と,Q1のベースとエミッタにQ2のベース,エミッタをそれぞれ接続した形で,Q2のコレクタから電流を吸い込む。n個の定電流源を同時に作ることも可能である。

電流増幅率hFEが十分大きければ,Q1の電流とQ2のコレクタ電流がほぼ一致する。

Q1とQ2の特性は揃っていて,同一温度である必要がある。定電流性はアーリー効果で主に決まる。

基本的に集積回路の手法であるが,個別部品で組む回路でも,エミッタに抵抗を挿入すれば使用できる。

ダイオード接続したトランジスタを回路に挿入し,トランジスタのベース・エミッタ間電圧の温度依存性を補正するためにも使用する。

カレントミラー回路を用いた回路は,一般に広い温度範囲で良好に動作するので,決められた電流を流すを低電圧で流すことのできる電流源として,回路の低電圧化と動作電圧範囲の拡大に役立つ。

定電流回路をつくり,その回路形式を活用することも精密アナログ回路のキーポイントの一つとアナログエンジニアは考える。

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