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  • 単独著
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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2009年4月21日 (火)

古いデーターブック

_2556 ←写真は’92.7月版のMOS-FETのデーターブック。自宅にまだ保存している。

会社が捨てた古いデータブックにはWEBにはでない基礎的で重要な事柄が記載されているので,いくつかの部品のデーターブックを保存している。

若い人はインターネット検索で電子部品のデーターシートを検索・ダウンロードしていて,データーブックに記載されている(いた)重要な使用上の注意事項,半導体デバイスの内部構造,信頼性データ,試験方法などの情報に触れることが少ない。

そもそも1冊の専門書を読みきるような勉強をしていないのだと思う。したがって,ひとつの分野を俯瞰できるような自己訓練をあまりしない傾向を感じる。

自分の関心をもつ分野を広げた今でも,東京に出かけると時間があれば大型本屋さんの工学書などのコーナーに立ち寄る。目に付く場所にあるのは図解XXX,早わかりXXXなどのタイトルの似非技術書が多い。きちんと正確で丁寧なな表現を試みようとしている本は意外に少ない。読者がこの層が厚いので,勢い出版社はこの手の本を出すことになる。

論旨の飛躍を感じる本は専門家が読んでも読みにくい。まして一般のエンジニアは読みきれないのではないか。明らかに孫引きの図を平気で載せている例もある。(原典の間違いの引用など)

たとえ話(比喩)で簡単そうに説明してあるが,アナログエンジニアは,たとえが理解できないことも多い。比喩が通じるほど,原体験が少ないのだろう。

ものの考え方や設計のやり方を身に着ける王道はない。しかし,ひとつの狭い分野できちんと論理的・合理的・系統的アプローチが出来れば,他の分野でも短期間に専門知識が身につくものと考えている。

上滑りでお仕着せの受動的な勉強・研究で学位を取ったとしても,自分を訓練する習慣がついていなければ本人にとって無意味ではないか。

工学においては抽象論ではなく,現実の課題を見つめながら考える。電磁気学をMaxwellの方程式から教えたら,現実の簡単な電磁気現象くらいは解けるようになるのか疑問である。

基本問題が解けるくらいの訓練は大学でやってもらわねばと願う。日本は技術立国だから・・・・。

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