5Sの前にやることがある
←逆光の水仙。前のとは真ん中の花弁の色が違うが庭に咲いた水仙。
安全・作業効率UPのために生産現場でよく使われるスローガン「5S」:整理,整頓,清掃,清潔,躾。
既存の職場では5Sの前にやることがある。家庭でも同じだ。
整理・整頓のためには,まず空きスペースを作らなければならない。物を不要物かどうか判断するためには,同種の物を集めることから始まる。
我家の整理・整頓のきっかけは,先月に娘夫婦が孫を連れて来訪。よちよち歩きの孫なので,危険の無いように使う部屋だけは片付けた・・・と言うよりは他の部屋・押入れに物を突っ込んだ。これで空きスペースが作られた。
アナログエンジニアの子供は3人,いずれも独立する前に自宅に家財道具一式を残して行っている。重複物が沢山ある。物の前に物がある。物が重なっている。素性の知れない物も数多く・・・。
物が必要なとき取り出せなかったら,そのものは無いのと同じ,いや空間も頭もを浪費しているから2重3重の罪を犯していることになる。壮大な無理・無駄が存在しているのだ。
労働安全コンサルタント(電気安全)の資格をもつアナログエンジニアとしては耐え難い状況である。
まずは各部屋の状況と概略の物のあり場所を把握。そして,無理やり空きスペースを作り,分類,廃棄候補を選ぶ。あそこにこれがあったから,これは不要。これは8個あるから2個だけ残そう・・・など。
ゴミ収集日の日程にあわせて,燃えるゴミ,燃やせないゴミの取りまとめが延々と続く。それでも,ちょうど良い運動と軽い頭の体操になって楽しんだ。
袋が増えて,どうしょうも無いときには直接,市のゴミ処理場に持ち込んで1ヶ月で累計100袋位を捨てた。
部屋・職場が片付かないのには理由がある。そして,それが悪循環を起こしてくるのだ。5Sの前にやること,それは不要物をきちんとルールに従って分類し捨てることから始まる。
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コメント
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とても耳が痛いお話でした.でも本当におっしゃるとおりだと思います.
5Sが懐かしくてつい書き込んでしまいました.メーカー勤務時代によく言われました.それにしてもいい社会人に向かって「しつけ」はヒドい,と当時は思ったものでしたが.
投稿: mutsukoinui | 2009年4月16日 (木) 14時00分
乾さま こんばんは
会社にも依りますが,労働安全では5Sが基本です。日本電産系では+作法の6S,別の会社では7Sもあるそうです。
頭の整理法も同じかと思います。
投稿: 5513 | 2009年4月16日 (木) 20時25分
じゃあ「整理・整頓…」の前に「棄てる」を入れて8Sで。(≧∇≦)
投稿: gato | 2009年4月17日 (金) 12時26分
gatoさま こんにちは
棄てるの前に揃えるを入れ,7S目の執念?をやめると9Sと言うことにではどうでしょうか(語呂合わせだー)
投稿: 5513 | 2009年4月17日 (金) 12時42分