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  • 共著:「次世代センサハンドブック」培風館(2008)、「マイクロセンサ工学」技術評論社(2009.8)
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  • 単独著
    アナログ電子回路設計入門 (1994.12)、コロナ社: 実践アナログ回路設計・解析入門 (2005.1)、日刊工業: オペアンプ基礎回路再入門 (2005.7)、日刊工業: ダイオード・トランジスタ回路入門 (2005.12)、日刊工業: スイッチングコンバータ回路入門 (2006.9)、日刊工業: これならわかるアナログ電子回路基礎技術 (2007.6)

専門とする事項

  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2009年5月

2009年5月31日 (日)

アーチェリー講習会

Fa_2780 ←フィールドアーチェリー場の練習的。小さいのは直径20cm短距離用。大きいのは直径60cm,長距離(~60m)用。5等分された真ん中〔黄色)が5点,さらに,その半分の中心に着弾(インナー5)すると,6点。

今日は楽しみにしていたフィールドアーチェリーの日曜日。

県協会主催の「春季フィールドアーチェリー体験会」に参加した。場所は佐倉フィールドアーチェリークラブ(千葉県佐倉市馬渡大尾余471)

自宅を出発時には小雨。当然,雨具も用意して出かけた。

幸いにも現地では,チョコッと雨がぱらついた程度。帰りは,かなりの雨模様。ラッキーな時間帯に,フィールドアーチェリー(野山を3射×12ポストが一区切り)が出来た。午前中は,未経験者が多いので,短距離の白ポスト(JFA Aラウンド)を使用。私は,この射場は3回目。

奇しくも複合弓ばかりの4人組みでラウンドした。

_2777←フィールドアーチェリー場の雰囲気。射手は県No1の記録を持つKさん。

各ポストはうまくレイアウトされており,よく注意しないと起伏や傾斜による錯覚を起こす。また,普段,射つことが無い15mや5mの射も照準の設定が難しい。足場がつま先下がりだと姿勢維持が難しい。1ポスト3射なので,打ち上げ,打ち下ろしの照準設定の読みも勝負の勘所である。

午後は,~50mの青ポストから同じメンバー4人で回る。

最後の24ポストは,この射場の名物で,お立ち台から30-40度のうち下ろし。距離は短いが工夫が必要で,前の組は全員的外れ(M)だったらしい。私は無事にクリア。クラブハウスでフィールドアーチェリー著名人のアドバイスも種々受けることが出来た。嬉しい。アナログエンジニアが視差を考慮した照準変化の解析結果も確認できた。

帰路の車の中での話しも大変弾んだが内容は(秘)・・・・・。運転中,携帯に着信あり。車のハンズフリー機能を早く回復させたいものだ。

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2009年5月30日 (土)

猫と孫娘

_2699←レオナルド・ビュッヘの模写。私の40年前の習作。また油絵を描きたいな。

15ヶ月の猫と13ヶ月の孫娘の行動様式は良く似ている。

あちこち興味を示すところが同じ。そして,抱き上げて向きを変えてやるとその方向に歩いていく。

我家の茶トラ猫と孫娘の思考パターンも類似している。

我家の茶トラ猫は,バーンとi言うとニャーと反応する。孫娘も何かの反応を示す。

我家の茶トラ猫は,閉まっている引き戸をあけることが出来る。孫娘も同じ。

猫は引き出しを開ける技術を持っている。孫娘はどうか。

違うところは,猫のほうが抜群に運動能力が高いのである。この猫,助走無しで水平120cm,垂直に120cmを跳び上がり,狭い場所に着地できる能力がある。

しかし,猫はこれ以上の知恵を発揮する可能性は少ないだろう。赤ちゃんが言葉を覚えれば,知恵の差は一気に開いていく筈である。もちろん,知恵のあるのは人間様である。

人間は年とともに運動能力は低下するが,60歳台でも知恵と力は向上の余地がある。1歳の猫は人間の15歳に相当するとの説がある。そして,猫は人間の4倍の速度で老化していくらしい。

アナログエンジニアが見た猫と赤ちゃんの比較の話である。

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2009年5月29日 (金)

証拠写真(猫の仕業)

_2745 写真は我家の猫が引き戸を開ける3段階目の証拠写真である。引き戸に両前足をかけて隙間を広げる段階の写真。

1段階目は,きっちり閉まっている引き戸に爪をこじ入れる。

2段階目は,前足の片方を思い切り差し込み,隙間を広げる。

最後の段階では顔をこじ入れ,頬で自分が通れる幅に広げ,悠然と出てくる。

この茶トラ猫は生後15ヶ月。

自分が開けられるところなら,閉じ込められても平然としている。自信があるのだ。場所に依るが,5秒で出て来れる場所もあるのだ。前回の記事以降ずいぶん作業が早くなっている。猫のこの技術により,洗面所を含む5部屋は完全に猫のテリトリーになってしまった。猫害対策は相当やってあるが,完全ではない。軽い引き出しも開ける技術も持つこの猫賢いのかも・・・・。

アナログエンジニアの書斎に入られるのは時間の問題か。ここにはオシロスコープのプローブなど,この猫の大好きなものが沢山ある。既に,猫サイドとしては目をつけている。

ただし,ここに通じる引き戸はデコラ張りで滑るので,現在のところ安泰ではある。ここを一度でも突破されたら,当方としても不便を覚悟して,鍵をつけなければならない。

ニャロメ!アナログエンジニアも犠牲を覚悟して猫知恵と本気で勝負するつもりだ。

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2009年5月28日 (木)

モデルカー

_2734 ←写真は縮尺1/43のモデルカー。実物も存在する。写真をダブルクリックすると大きくなり,その精巧さが判ります。

右下の5円玉が無ければ,実物を撮影したのと見間違うほどの精巧さである。

色もドアハンドルも本物そっくり。

後部ガラスには,曇り止めヒーター&アンテナの線も見えている。

この方向から撮影した理由は,運転席の装備が少しでも見えるようにしたかったためである。ハンドルは皮巻き調,一部木目調。カーナビもそれらしく作りこまれている。

さらに,車のエンブレムも殆ど実車と同じである。×8のルーペで確認できた。シフトレバーも本物同様。

カタログの写真と見比べて見ると,この縮尺1/43で実現できる限界までの表現が出来ているようだ。恐らくタイヤのトレッドパターンも本物同様であろう。

飾り台から外し,車体の裏をみても排気パイプ,マフラー,オプションの排気管フィニッシャーも表現されている。このグレードのほぼフルオプション装着車のモデルである。

自分の乗る車と同じ車種ではないが,こんな精巧なミニチュアカーを欲しがるアナログエンジニアである。

完全に大人のおもちゃである。お遊びである。しかし,実物が現在も存在するだけに面白い。このミニチュアカーを使ってカタログの1ページを遊びで作成したら,それらしく出来上がった。楽しかった。

なお,解像度を適当にしてあるので,実物を見たか,カタログを入念に読んだ人でないと写真を拡大しても車種,メーカーは判らないと思います。

某自動車のディラーで取り寄せた品。

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2009年5月27日 (水)

2つの発振回路の干渉

_2744 ←鉢植えのオランダカクタスの花。全部の花芽が花になるとは限らない。

アナログ回路を学んだ人がアナログ回路分野で成功するとは限らない。アナログ屋は花を咲かして,初めてプロとなる。

2つの発振回路は干渉することがある。

とくに,正弦波発振回路と方形波発振回路が存在するときには要注意。

正弦波発振回路に周期性のノイズが入ると,その振幅が変動する場合がある。

方形波発振回路が磁気マルチバイブレータの場合,基本波とその高調波があり,しかも電圧に依存して変化するので,センサシステムの非線形な電圧依存性,安定性や温度影響にも関係してくる。

アナログエンジニアはこの問題に2度か3度遭遇している。ノイズの嫌らしい問題も絡む課題である。

この干渉は,正弦波と方形波の周波数関係が簡単な比になればなるほど強く生じる。その大きさは周波数比が1のときに最大であり,ある関係式に従って干渉の強度が変化する。

ウィンーブリッジ方式などの正弦波発振回路は,パルス性の周期的ノイズに強くない。それ故に周期パルス性のノイズを出すSW電源などは精密アナログ回路の大敵のひとつである。賢明な読者は解決方法に気付かれているかもしれない。

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ここのところ,回路ネタをあまり出していないなー と思い今日のエントリー。

2009年5月26日 (火)

整理の格言4

_2607 ←今日の格言と同じ言葉の額。玄関に飾っている。

本日の整理の格言:「今が大事」

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整理は,小さなことでも気がついたときに始末をつける。これが大事。

そのとき,そのときにゴミを始末する,拾うことが大切である。すなわち,「今が大事」。そこに進歩がある。

似た言葉に「一期一会」がある。人と人との触れあいはワンチャンスかもしれない。人は人と4次元空間の中で出会うのだ。その機会がもたらした一瞬が長い付き合いに続くこともしばしばある。一瞬の出会いで再会することもない方の記憶もある。

しかし,出会いの積み重ねが大きな人脈となりえるのだ。

アナログエンジニアは出会いを大切にする。電車の中でも反応してくれる感じがすれば,一応天気の話から始める。大抵の中年以降の方とは,さまざまな話しに発展していく。皆が自分の感性の中で生きているのだ。若い方もいらっしゃる。

本との出合いも一期一会である。本屋さんで見かけたそのときに買わねば手に入らないかもしれない。

整理だけではなく,「今が大事」,今を楽しんで生きていきたいと思う。

一瞬,一瞬を大切に生きること,それは,今を大切に生きることを意味する。

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2009年5月25日 (月)

書評:自動車がわかる本

2_2730 ←「プロが教える自動車のすべてがわかる本」,古川修監修,ナツメ社(2009/04),本体価格¥1500,255頁

ISBN978-4-8163-4641-5  取材協力:日産自動車

第1部:車のできるまで(自動車の開発,自動車の生産,)

第2部:自動車のしくみ,(自動車の基礎知識,エンジン,補機類,パワーとレイン,シャーシ,ボディ・タイヤ)

第3部:進化する自動車技術(ガソリンに代わる動力,安全で便利な車社会へ)

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本をまとめ買いしたときの1冊。通読,熟読をしたアナログエンジニアの感想・書評を以下に述べる。平台に置かれていた本。

① カラー写真が豊富で,かつ初心者~マニアまで満足させると思う本。車好きの小学生高学年も対象に入るかもしれない。通読しても,じっくり読んでも楽しい本。

② この1冊で,車のカタログの主要諸元,装備に使われている用語の意味が殆どわかる。数式は使われていない。

③ 記述が正確でありながら,平易な言葉と豊富なカラー写真・図で説明されている。各装備の良い点だけでなく,違いも理解できる。

④ この1冊で,マニアックなユーザーの質問にも車の営業マンは恐らく対応できる。

⑤ 車の未来像や電気自動車,ハイブリッドカー,水素自動車カーなどの意義も数値例を見れば理解できる。

⑥ VICS,ETCなどのしくみも図解できる。

したがって,車のユ-ザーとしてのアナログエンジニアのお勧め度は最高ランクの★★★★★(+★)   書名に偽りはない。

なお,奥付によると,監修者はホンダゆかりの大学教授である。

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この様な本に全面的に取材協力できた自動車メーカにも感謝します。

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2009年5月23日 (土)

ご冥福を祈る

・・・・・・・・・・・・・故中央大学理工学部教授 高窪 統 先生に黙祷を捧げる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日の複数の新聞で,教授殺害容疑者が逮捕されたとの報道があった。

殺害時(1月)には,違和感があったのでブログに掲載しなかった。今日の報道で違和感が消失したので,改めて,高窪 統 氏の業績を振り返るとともに,そのご冥福を祈る。

私の知る高窪氏はどちらかというと痩せ型で感性豊かな温厚な静かな方であった。そして恨みを受けるような方では無いと思っていた。

 日本は数少ないアナログ回路の研究者を1人失った。その妻も,義父もまたアナログ回路の研究者である。報道では高窪統氏の専門分野,その学者家系と妻の専門が電子回路であるとのみ記されていたが,数少ないアナログ回路の研究者少なくとも3人が死を含む痛手を受けたのだ。

アナログ回路の研究および設計においては,鋭い感性と一定レベル以上に達するまでの訓練が必要である。しかも,結果はデジタル電子回路とは異なり,0か1の厳しい世界でもある。

優れたアナログエンジニア/研究者であれば誰もが行う指導方法のひとつを行っただけだと私は考える。報道された容疑者の履歴を見ると,アナログ屋に必要な感性と協調性の不足等々を感じる。理不尽な動機だとも思う・・・。他人事ではないのだ・・・・。

ここに,高窪 統 教授のご冥福とその親族の方々の心の痛手からのご回復を祈念する。

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スポーツ賠償責任保険

_2688 ←写真1 スポーツ賠償責任保険証書

アーチェリーは武器由来のスポーツで,競技用の弓は殺傷力は十分ある。ただし,組み立てに時間がかかる(10-15分)ことと,大きいので銃刀法の対象になっていない筈。

改造されていないおもちゃのエアガン(BB弾)の運動エネルギーは0.5Joule以下に規制されている。それでも,近距離で液体の入ったアルミ缶に穴を開けることができる。

アナログエンジニアの趣味はアーチェリー。私の使用する弓はコンパウンドボウで,発射した矢は,実測約50Joleの運動エネルギーを持つ。新しい畳1枚を貫通する程度である。木に刺さればまず一人では抜くことが出来ない。エアガンの100倍の威力である。

それだけに安全には気を使っている。基本マナーは,射線の前に立たない。射線の前に人影や危険を感じたら水平に引き戻すことである。

最近,全国アーチェリー協会の通達で,ほぼ水平方向に引き分けること,引き戻すときにも水平に引き戻す基準ができた。このようにすれば,万一誤射しても遠くに飛ぶことはない。斜め上に射てば,私の弓なら最悪,空気抵抗を考慮しても数100mは飛ぶはずである。

次に,自分の技量に応じた距離以下で射つことが大切である。県協会では各自の射って良い距離を示すバッジを,過去の記録に応じて配布している。なかなか評判が良い。

赤(10m),18m,30m,50m,70m,紫90mと虹の順に色分けされている。

_2689 ←写真2 距離別安全バッジ。数字は射って良い距離を示す。

その他,全ア連のグリーンバッジ,競技者としてのスターバッジがある。

私は,県立スポーツセンターの90mまで射てる射場がホームグラウンドであるが,その他,自宅で7mの近射や,ゴルフのように起伏のある森の中でのフィールドアーチェリーもする。県の主催する日曜日の練習会では保険がかかっているが,最近スポーツ賠償責任保険に加入した。¥2000/1年で最大1億円まで担保される。

過去に事例がないとは言え,確率的に0ではない。こんなリスクは個人では担保できない。約款の読んでも判らない場合があったので,保険屋さんに確認。私の場合には総てOKである。ただし,私の保険では指導中の事故は担保されないが,そちらは入会時に県でかけている保険が利く。

個人では確率は低くとも一度あれば背負えないリスクのために損害賠償保険が役に立つ。

物作りの設計にもリスク管理は必要である。どこかにリスクを最小化するための仕掛けを埋め込むのがプロの仕事であろう。そして,耐用年数に応じてその間は補修が効くようにするのも常識である。しかし,この常識が通用しない業界あるいはメーカーが少なからず存在することを最近,身を持って経験している。

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2009年5月22日 (金)

ICのネクタイピン

Ic_2694_2  ←中央に集積回路チップをあしらったネクタイピン。周囲には感温液晶があり,気温に依存してその色が変化する。

撮影時には快適温度内なので,液晶は緑色である。

中央部のICチップ表面には規則正しいパターンと,不規則なパターンが存在している。多分,メモリ搭載のマイコンとアナログエンジニアは考えている。

このICチップ部は,光の干渉により虹色に輝く。音楽CDや可視光回折格子と同様に光の波長と同程度の規則的なパターンがあるICチップだ。現在の超LSIやメモリLSIは光の波長より短いパターンしか存在しないので,配線は不規則なアルミパターンが傷のように見えるだけである。装飾品のような輝きはない。

そう,このタイピンを手に入れた時代は,当時の最先端チのICの基本パターンが可視光の波長の時代である。某半導体メーカーを訪問したときに戴いたものである。自分が電子回路屋として,仕事をしに行く時には,今も愛用しているタイピンである。

今の回路屋さんの中には,実際のICチップを見たことがない人も少なくない。

まして,例えば0.6mm□のトランジスタチップを掴んだ経験のある回路屋さんは殆ど居ない筈である。シリコンウェハーが大口径化すると,ハンドリングの関係で,コンマ何mmの厚みをもつ。しかも,シリコンの割れやすい面方位の存在のため,1個のチップの側面は垂直ではなく斜めの部分がある。ひしゃげたサイコロに近いイメージだ。精密ピンセットでも,熟練しないと掴めない。

タイピンひとつにしても,技術者の思いが込められている品もあるのだ。アナログエンジニアにとって,銀製の真珠のタイピンより相応しい場面もあるのだ。しかし,この品を説明しても今はその意義を知る人は少ない。知る人ぞ知る代物である。

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2009年5月21日 (木)

纏め買いの本

_2690_2 ←昨日東京で購入した本。スモーーカーのアナログエンジニアは大型本屋さんに行く前に,地下街で一服。広い駅周辺には吸える場所は2箇所しかない。行った本屋さんはその近く。

地元では技術本を手に取って内容を確認して買うことが殆ど出来ないので,ノートPCを持たないで,かつ東京で移動しない日は,とても大切なのだ。写真の本は脈絡がないように見えるが2つの目的に関連する本である。

大型店では,まず,自著が書棚にあるか確認。5冊は棚にあったが増刷したばかりの本だけがない。窓口で本のステータスを確認していただくと,発注中,在庫なし。

次に,執筆/章主査を務めた某ハンドブック(高価で,かつ代表者にしか献本されない)を訳を話して関連部を読ませてもらう。私の名前が間違っている。絶対に間違ってはならない部分だ。出版社か監修者の怠慢だろう。その他,知人の執筆部分を通読。

その後,千代田区内某所(出口がひとつしかない駅,近くの交番の隣の公園の喫煙所で時間調整。この駅名はスモーカーなら特定できます・・。さあ,どの駅かな。)で某出版社と最終打ち合わせ。そして共著者と編集長との合同最終打ち合わせに参加。

序文の内容と著作権・版権の適切な処理で議論。取りまとめの某大学教授の序文にアナログエンジニアは敢えてかなりの朱を入れたものを持参,10数箇所の訂正を認めさせた。私には肩書きなど関係ない。

この修正案は共著者全員にMail配信予定とした。帰宅したらもうMailの添付ファイルとして届いていた。

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本の序文は,本の顔なので大切な場所である。ここの文章が甘いと,本の内容の出来が疑われる。私の場合は,最初に序文の草稿を書き,最終段階で出来上がった本文の原稿の内容に合わせて書き直すのが常である。

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2009年5月20日 (水)

蓄音器その後

_2646 ←蓄音器の針を研ぐために使用したハンドドリル。このチャックはφ1mm弱まで掴むことができる。

我家の「さち」は子供の頃,,純機械式の蓄音器で遊んだとのことである。そこで,前回の記事の昭和初期の蓄音器の扱い方,機能を実演してくれた。

この蓄音器は「オーディオの一世紀」山川正光著,誠文堂新光社(1992)に記載されている蓄音器に類似している。Victrola(日本製,Victor Talking Machine Company of Japan)。横振動型純機械式のポータブルタイプものである。

2_2648 前回の課題であった,オート回転開始機能や曲の終わりの自動停止機能も動作するようになった。

写真2は曲の終わりで回転が自動停止した状態の蓄音器。

針はかなり磨耗し錆びたものばかりなので,古針を自分で再研磨することにした。材質は鉄。焼入れされているかもしれない。竹針の選択肢も在ったが,皮の部分も利用するらしいので採用しなかった。

針の研磨に使用したのが写真のハンドドリル。鉄針をチャックに浅く挟み中砥石で回転させながら低加重で研磨した。初期状態では×8のルーペでもはっきりと斜めに磨り減っているのが観察できた。時々,研磨状態を観察しながら,先端が髪の毛よりも細くなるように研いだ。成功したので予備3本も作成した。必要な先端部Rは溝幅からルーペと髪の毛の比較から勘で推定。

音盤も中性洗剤で洗浄。ガバナー速度を調整した後,私の太陽(O SOLE MIO)の曲をかけた(Victor Record Liblary for Every Home)。

S/Nが良くなるとともに,音量も格段にUPした。音が隣家に漏れないように,あわてて窓を閉めた程である。音量調整機能は今のところ見つかっていない。

この音が昭和初期のオーディオの音か・・・素晴らしい。アナログエンジニアは感心することしきり。

残るは,音響板近くの2本の調整ネジの機能の再発見と,外周部再生時の擦れ音の調整だ。それにしても,きちんとした作りの装置である。一世紀近くを経過しても,なおも,その基本機能を喪失していない。この品も本当の物作りの一品と言えるだろう。

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2009年5月19日 (火)

回路屋の育ち方7

_2589 ←ミニばら。子供からの贈り物。花期を過ぎると「我家のさち」は地植にするので,根付くとまた来年から楽しめる。かくして,色々な品種が庭に咲く。しかも生き残るのは植えられた場所が適地になっているものばかり

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「おめでたい人」:この言葉はアナログエンジニアに,当時,副技師長だったKM氏から疲れきった私に浴びせられた言葉。

17年前の11月の頃の日曜日であった。覚えている理由は,毎年開催される高校の同窓会/同期会の翌日であったためである。

土曜日に午前様で帰宅して朝寝していたら,元の職場からの電話で起こされた。発煙事故で電源ユニットらしい。

すぐさま,元の職場に駆けつけた。誰か私を紹介したらしい。複数の部長さんが揃っており,製造元の取締役を初めとする関係者もいた。事業所のNo2のSS氏もいた。事の重大性を感じさせる陣容である。

すぐに状況の説明を受ける。現品の損傷状態確認。回路図はその会社の方針で当方には開示されていない。主要部品数と種類からハーフブリッジのSWコンバータ方式であることはすぐ判った。アナログエンジニアは,当時は大出力SW電源を作った経験はないが,自分が作る前提で設計上のこの方式の課題は把握していた。元部下だったFK氏に指示して,結線状態と,キー部品」の品種の確認とデーターシートを用意させる。午前中に設計不良部を特定。

午後の対策会議が始まる前に,No2のFK氏に事情を話し,これを対策すると同業他社でも同じ対策が行われますよ,構わないか了承を得る。午後は,部外者の私が指揮をとる。会議が再開とともに,相手の取締役に穏やかであるが,厳しく話しかける。

この事故の重大性は判っていますね。問題部位を当方には判っている定数入りの回路図を出すか,そちらで完全な対策を出すか決めなさい。10分で結論を頂こう。と厳しく迫る。数年間,開示されなかった全回路図と制御方式が開示された。秘密の回路図が初めて示される。企業秘密の壁が崩壊した。させた。

対策に必要な部品の種類とメーカから部品の型番を特定してもらう。対策部品の調達,資材部長が指揮をとる。部品メーカの営業所にはその部品の在庫はない。資材部門のルートでようやくあり某所から調達可能。・・・・・。

夕刻,疲れて自動販売機で買ったコーヒーを元の設計部で飲んでいると,通りかかったKM氏が「おめでたい奴だな」と声を私にかけた。職場を離れた現在,力を貸すのはお人よしとの意味だ。腹はたったが,その場では何も言わず私は立ち去る。

このSS氏は,当時,私の4つか5つ上の職位の方である。しかし,その後,さまざまな話し相手になってくれ,親会社を辞めるとき私を周囲の反対を押し切って,私を拾ってくれた。

アナログエンジニアは,プロとしてそれなりに遇していただければ,その要望に全力で応える。無料の仕事でも後に大きな自分の財産になることがあるのだ。おめでたい行動ではない。

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2009年5月18日 (月)

多忙と歯痛の関係

_2621 ←猫のメガネ置き。予備のメガネ(中・近距離用の度数のもの)をここに,いつも置いている。メガネがないと自分で置き忘れたメガネを探せない。

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多忙と歯痛,アナログエンジニアは関係があると思っている。痛む場所は右上の奥から2~3番目の歯。

いつも,肝心なときに虫歯が痛み出すような気がする。工学博士(論文博士)を取得したときもそうだった。

かかりつけの歯医者から定期点検(車と同じかな)の案内を無視したからなあ。

影響はいろいろなところに出た。

まず,5/14日:中国地方に出張中,少し痛みが出た。5/15日 6hのセミナー講師,無意識のうちに奥歯を庇っているせいか,意識しないと歯切れが悪くなる。セミナー終了後,中部地方に移動。義母義父の卒寿のお祝い会。デザートのアイスクリームが歯に滲みた。

5/16日:慶事。親族だけ出席する披露宴,とても新鮮で良かった。ビールが少し歯にしみる。

5/17日 洋弓の競技会参加。雨の中での午前の90m,70mはまずまずの成績。昼食中に歯が痛み出した。午後,午前とは大違い。当たる気がしない。姿勢が安定しない。言い訳にしたくないが,無意識に奥歯に力を入れないようにしていたようだ。50m,30mは最近では決して出さない散々な点数,ミスショットも多い。夕刻,某所で某社と打ち合わせ。仕様書と現品も見る。責任者のS氏と初対面。歯は痛い。奥歯を閉じていないので,喋りにくい。

5/18日,まず,歯医者さんに予約を入れる。朝一で注文の建具の取り付け作業開始,立会い。作業終了後またもや職人さんと雑談。雅号「青二齊」をもつ同じ年齢の方。江戸時代の古銭の研究を趣味としてやっている。なにしろ,古文書まで遡って研究しているのだ。本も出している。昼前,別の工事に立会い。昼過ぎまで続く。午後,石油屋さんがボイラー用燃料の補給。しばし,立ち話。歯が痛いので,カレーパン程度しか食べられない。14:30分,要求していた文書を届けに営業課長が来訪。今回は見事な対応。条件面で不満は残るが,さすが営業のプロと感心,うまい。この件,一件落着。経由している工務店の営業さんが来たが,短時間で話しを打ち切る。当方から後日連絡する手はずとした。

16:30 工具を取りに戻っていた工事の作業員再訪。若いが作業はしっかりしている。17:30 急がない部分の採寸不良で調整できず。他の工程との干渉部分もある。干渉部分は当方が調整することを約して,工事未完とした。猫の手は借りたくないが,本物の猫は興味しんしんで作業場所にやってくる。洗面室に閉じ込めたが引き戸を30秒で開けている。

18:00 普段食べないパンをスープで柔らかくして腹の足しにしようと車で外出。コーヒー店で食事。

19:00 ようやく今日のMailを開く。Mail上で議論が行われている。私もRes。20:00ようやくBlogへ。

歯痛の中での結果的に過密スケジュールとなった一日である。こんな日は3年ぶりかな。

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2009年5月16日 (土)

猫が引き戸を開けた

_2635 ←猫が靴に入って寝ている小さな置物。フランス土産。我家の家猫もこのような狭い場所で寝るのが大好きである。

我家の飼い猫が寝室の引き戸を開ける現場を目撃した。ニャロメ!!

やり方はこの手順。

まず,閉まった引き戸と枠の間に爪をこじ入れて,徐々に隙間を広げる。前足が入るようになったら,前足の片側を奥まで入れてさらに隙間を広げる。

さらに,横体勢になって,前足2本を入れ全体重をかけて顔が大体入るくらいまで,隙間を広げる。後は顔をこじ入れれば,難関突破という手順。猫ながら良く考えている。感心。

DKと居間の間の幅140cmの洋引き戸を開けられるのも,時間の問題か。これまで,重く非常にすべりが悪かったので幾度か試みて,猫なりに開かずの場所と思って挑戦を諦めていたのだが,最近凹形状のレールにした。非常に軽く開く様になった。どうも,我家の猫はそのことに気付いているらしい。

昔のガラス洋引き戸なので,戸の端ではなく,桟に手をかける技術を覚られてしまったらよい対策案がない。

何しろ,我家の茶トラのチャー君は,軽い引き出しなら開ける技術を持っているのである。

OA機器,オーディオ機器の猫害にはアナログエンジニアは勝利したが,引き戸に関しては猫知恵に負けそうだ。

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2009年5月15日 (金)

缶ビールにピンホール

_2571 ←この缶ビールには,3日でビールが半分になる程度のピンホールが開いている。

食器棚の上においていた350ml,6個入りの缶の1個を取り出そうとして全部180cmの高さから台所のフローリング床に落下させてしまった。

当然,6個とも異なる場所で変形している。

気がついたのは3日目。冷蔵庫の棚にビールが溜まっていた。1日目,2日目はプルトップのビールの缶を開けるときに溢したとしか思っていなかった。

6個中写真の1個のみが1日当たり50cc程度のスローリークを生じている。内圧がかかっていてこのリークレートだから,肉眼では見えない。私の持っている学生用顕微鏡は透過照明なので,このようなサンプルでは観察できないと諦めた。落射照明ができればなあ・・・・。

亀裂かピンホールか知りたいものだが金属顕微鏡を借りるとこまでの執念は今はない。

場所は写真中央の変形した角部の先端らしい。写真は缶を底から見た構図。

昨日は晩酌の一缶を諦めて,久しぶりの休肝日となったアナログエンジニアである。

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2009年5月14日 (木)

整理の格言3

_2594 ←庭の片隅に咲いたラベンダーの花,しそ科?アザミの色合いを連想させる。

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今日の格言:「隅が大切」

空気の澱む場所は,部屋の隅や物の内隅である。室内空気の流れが遅い場所である。風は角部や物陰で渦を巻くことがある。そこに埃が溜まり易い。したがって,隅を綺麗にしなければ,埃はどんどん移動してくる。いくら清掃しても,丸く清掃すれば,残った隅からの埃ですぐ汚れてしまうだろう。

特に3平面が交わる隅が大切である。清掃においては,重箱の隅を突くような掃き方が好ましいとアナログエンジニアは考える。

隅はまた,視線の行き易い場所でもある。目の情報処理は特徴点の一つである隅や角を認識して行われているらしい。とにかく目立ち易い場所のひとつであることは確かである。綺麗に見せるには,ブラシを使ってでも隅を清掃するのである。

隅を清掃するには,動かせるものは移動させて四角に掃く必要があるだろう。そのためには,床の物を出来るだけ移動させる前スペースが必要なのだ。壁際の床に物を置けば,隅の数もまた増える。

回路設計もしかり。仔細な部分でも真面目に作りこまなければ,敵を討たれる。

物作りは,最もやりにくい場所をきちんと仕上るのが大切であると考える。熟慮・検討したした中心部分では見落としが少ないが,隅のような小さい事項ではついて抜きが生じやすい。信頼性は最も弱い部分で決まる。最も重要な部分が顧客にとっての信頼感に直結するとは限らないと考えている。一事が万事!

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2009年5月13日 (水)

メタルキャンのOPアンプ

_2636 ←メタルキャンのOPアンプ。品種は異なるがれっきとしたOPアンプ。現在も入手できる。突起部が#8品を示し,上から見て(Top View)反時計回り(CCW)に#1~#8となる。

最近では,プラスチックのDIP(Dual in Line Package) でない丸型メタルキャン(TO-99等)のパッケージのOPアンプもまだ複数現役品種として存在するのだ。

その品種のOPアンプは,用途が空中配線をしなければならないほどの微弱信号を扱う。

リード線が長くないと出来ない実装をしないと十分に性能を発揮できない。

アナログエンジニアもその品種を使ったことがある。金属ケースは,多分にチップのシールド効果もあるとされている。シールド効果を得るために,空きピンがケースに接続されている品種もかっては存在した。今もあるかも知れない。そして,ガラスハーメティックガラスはリード線とキャンの間の高絶縁も期待できる。

実は,その品種にもDIP形状の物が存在した。しかし,売れないため,現在はDIPパッケージは廃番となっている。丸型メタルキャンのOPアンプでなければ性能を出せない用途が今もなお少なからず存在するのだ。このようなOPアンプのベンダーを私は2社しか知らない。高価で国産品では無いとだけ言っておこう。

このようなOPアンプは性能限界でふつう使用するがために,実装上の理由があって丸型メタルキャン形状でリード線が長いのである。アナログ回路設計者の払底に伴い,このOPアンプの真の意味を知る人は極めて少ない。

アナログ回路は地味だがシステムの基本性能を支配するが故に,アナログエンジニアのニーズは今もなお大企業からベンチャーまで高いのである。しかし,精密アナログ回路はある技量を越えないと戦力にならない世界でもある。

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2009年5月12日 (火)

LPレコードプレーヤー

_2615 ←LPレコードプレーヤー,DENON/COLUMBIAブランドの最下位機種のDP-29F。「我家のさち」の持参品のレコードアルバムを聞いて見たくなって,購入。今でも昔のメディア対応の再生装置を作ってくれているメーカーがあるのだ。感謝。しかも,取り寄せだが,ほぼ即納。

最下位機種でもフルオートプレーヤーシステムになっている。

照明器具の更新作業の際に据付のついでに「今でもLPプレーヤーが入手できるか?」と聞いて持ってきて来てくれたカタログ情報で購入したものだ。お値段も私の小遣いで買える程度である。

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プレーヤーは配達,配線までしてくれたが,最初の音出しの時には雑音がひどい。アンプのPHONO端子への2芯シールドケーブルのGNDが接続した形跡がない。アナログエンジニアは,普段このような場面で作業者に口出しすることは家庭ではやらない。しかし,今回は作業者に,直接指示を出した。これではどちらが客かわからない状態。

アンプにGNDが接続されているか?接続されていないので作業のやり直し。ついでに配線の余長を8の字に束ねさせる。再び,音出し。ノイズはあまり改善されてない。

今度はプレーヤー側の点検。あった。プレーヤー側にも周波数特性を変えるイコライザーが搭載されている。プレーヤー側のイコライザーをOFFにさせて,メインアンプのイコライザを利用させる。再び音出し。今度は,30年前に買ったLo-Dのスピーカーから綺麗な音が流れる。2重に掛かっていたイコライザにより,雑音が著しく強調されていたためであった。この設定はプレーヤーの取扱説明書にはきちんと記載されている。

このような古いメディアの対応してくれている会社が1社でも残っていることは,大変有難いことだ。十分に満足した。十分に満足した後はゆっくり仕事場のバックミュージックとして,時には夫婦で音を聞こう。ずいぶん贅沢したような気になった。

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2009年5月11日 (月)

回路図の記憶方法

_2578 ←我家の駐車場の脇に咲いた芝桜?花期も,終わりかけている。

アナログエンジニアは一度解読した回路図は必要な期間ほぼ覚えていることが出来る。

自己流の回路図の記憶方法を使っているのだ。特段に記憶力が良いわけではない。

その方法は,回路の入出力仕様をまず頭に入れる。例えば,どのようなセンサをどのように使っているか,デジタル部とのインターフェース条件を覚える。

次に,自分ならこのよう設計するとした回路との違いをブロック図的に把握する。

さらに,単位回路の特殊な部分の設計思想を覚える。この過程においては,当然,基本回路は空で書けなければならない。

完全に同一の回路構成,定数は覚えていないし,その必要もない。異質な回路定数はその方の技量ならこうするであろうとの推定を記憶する。

この結果,自分にとって少ない量で記憶できるから,回路図をほぼ覚えられるのだ。

この程度のことが出来なければ,独立エンジニアは仕事にならない。そして仕事がほぼ完結すれば総て忘れるが,感性はより磨かれる。

自助努力での向上意欲のない者は,このような芸をするレベルに到達し得ないと考える。それでも,結構長い歳月がかかる筈である。

営業マン,サービスマンなども同じである。何事においても,自分と相手の感性の差分に注目すれば良いと思う。

物作りは,製品が出来上がったときからが勝負である。その製品の寿命が尽きるまで見届けることが良い品を作る手段の一つであろう。商品は売った後から,本当の営業力・企画力が試される。

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2009年5月10日 (日)

70m 自己記録更新

7m_2584 ←自宅の近射場(兼書斎兼実験室),隣室と合わせて7m弱の距離を射つことができる。特殊マット+ネット+特殊マットの3層構成で50Jouleを越える運動エネルギーの矢を受けることが出来る。大抵の矢は1層目を貫通しない。2番的の7時方向,9点のところに1個だけ弾痕がある。念のため的周囲には開口部が無いようにするなどの保護してある。

(写真をクリックすると拡大画像が出ます。右上にはスライダックとファンクションジェネレータ,右中央にはドロッパ式電源,右3段目にはデジタルマルチメータと自作高精度6ch電源などが見える。)

今週の週日はこの1射だけ。ここのところ,体力作りを兼ねて各部屋の徹底的な5Sをやっていた。

今日(日曜日)は県アーチェリー協会主催の記録会。汗をかくくらいの陽気であった。

アナログエンジニアは70m×36射×2ラウンド(70mW)に参加。結果は275+273=548点

同じ的割のYさん,Oさんありがとうございました。

こんな良い点数がでたのは初めて。両方とも自己記録更新。雑巾掛けの体力作りの成果なのか。これなら,次週のシングルラウンド(90m,70m,50m,30m各36射)も期待できる。競技者としての登竜門である,私にとっての夢の1000点/1440点満点も夢ではない。

今日の70mWのスコアは1100点ペース。嬉しくて今日もブログUP。ついでに我が書斎の1部も大?公開。

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2009年5月 9日 (土)

建具職人との雑談

_2576 ←南庭の大紫ツツジ。今年はさつきとほぼ同じ時期に咲いた。

昨日は建具職人が採寸に来た。前回,引き戸の不具合の改修 に来た職人さんと同じ方だった。仕事は手馴れたもので,両端の高さをデジタルメジャーで測定,引き戸と壁とのスペースを測った。デジタルメジャーはMode SWでメートル法,尺・寸,ヤード・フィートに対応しているようだ。職人さんはもちろん尺・寸モードを使用している。

その後,板の見本帳を見て選び作業は終了。お互い時間があったので,しばし,雑談というか趣味の話しをした。

6歳年上の方で,前回,名刺を頂いており,このTさんの名刺には「貨幣研究家」と書いてある。雅号は「青二斎」。

足で古文書を収集して本も3冊書かれている。江戸時代を中心に仲間とともに調べているらしい。趣味での研究は自費と自分の労力でやるものと考えている様子。

狭い分野の文化研究であるが故に,江戸時代の貨幣に関連することであれば大学の先生にもひけを取らない位,いろいろなことをご存知である。

次回,取り付けに来るときには,自著の本をくれるという。そのときが楽しみなアナログエンジニアである。

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2009年5月 8日 (金)

SPICEで発振させる

_2553 ←まだまだ咲き続ける鉢植えのクリスマスローズ。写真をクリックすると大きくなります。

回路シミュレータSPICEでの発振現象は多くのエンジニアが試みる回路シミュレーションである。

しかし,SPICEでの発振を観測するには,発振回路の深い理解が必要である。回路によっても発振の行われる機序が異なる。

よく行われる2石式トランジスタマルチバイブレータでは,通常Cの片側に初期値(残留電荷)を設定し,起動時の非対称性を与える。現実世界では,ふつう残留電荷の無い状態で発振する。発振させなければならない。

アナログエンジニアは,CかRに0.1%程度オーダーで定数を非対称化し,電源をステップ的にVCCまで上げて発振させる。トランジスタ特性に非対称性を入れる手段もあるが,類似の2つのトランジスタモデルが必要になる。これらの方がより現実に近い。実回路では遅い電源上昇率でも発振する。この場合は,2石のトランジスタの正帰還により,ある電源電圧になったとき,正弦波発振を経て方形波発振に至る。これは,ノイズを種にしての発振現象である。

ウィーンブリッジ発振回路では,ノイズの代わりに微小な交流信号を回路に与え,発振周期に比べ長い時間を解析時間に設定する。この方法でひずみ率0.1%以下の正弦波発振も可能である。もし,AGCがかかっている回路構成なら,その回路特有の振幅オーバーシュートもシミュレーションで出る。

積分器とヒステリシスコンパレータを用いた三角波発振回路ではDC電源のみを用いても発振する。ただし,OPアンプのマクロモデルが振り切れ時にも多少は利得を持つように構成されていることが必要条件であろう。

発振回路のシミュレーションは注意深く,そして中途半端なテクニックを使うべきではないと考える。現実世界での起動時の挙動の理解に繋がらないからである。

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2009年5月 7日 (木)

放熱片の包絡体積

_2575 ←我家の庭のおだまき草。紫と白花が小さな群落を作っている

パワートランジスタを使うときには放熱片を,電子回路では使用する。その性能は放熱計算に必要な数値である。

自然空冷の場合,放熱片の襞(フィン)の形状と姿勢の影響を受ける。

放熱片はフィンの間隔が狭いと空気の流速が低下し,熱抵抗が増加する。フィンがまばらだと伝熱面積が減少するのでやはり熱抵抗が増加する。したがって,最適値が損存在することになる。フィンの厚みは最適なフィン間隔に影響するが,フィンの厚みも放熱体積に影響する。

アナログエンジニアは以前,複数回に亘り放熱片の外形体積=包絡体積と熱抵抗の関係を種々の放熱片の関係をプロットしてみた。

その結果,よく設計された放熱フィンの熱抵抗の最小値は包絡体積で概算できることが判った。

包絡体積Vから放熱片の熱抵抗θを求める概略値(経験則)は

V=360cm^3・℃/W

程度である。

これにより,放熱に必要な最小の空間/包絡体積を概算できる。すなわち,自然放熱を前提にする場合の必要な空間を事前に検討できる。板状放熱片で十分厚みのある場合には,面積Sに依存し,

600~700cm^2・℃/Wとなる。

放熱フィンの材質はアルミで引き抜き材は板金で製作されている。

多くの設計条件でトレードオフ関係にある現象では,最適な値が存在し,その値は広い範囲で一定の関数関係を持つ。

他の自然現象,社会現象でもこのようなことは生じているはずである。

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2009年5月 6日 (水)

甦ったOAチェア

_2583 ←写真中央は,20年ほど前に購入したOAチェア。知り合いの伝で買ったので,割り引いてもらった。それでも,数万円したOAチェア。写真をクリックすると大きくなります。

最近,この場所を「我家のさち」も使うようになったので,椅子の高さ,傾斜などを変更する必要が生じた。

永年に亘り,自分の好みのアライメントから動かさなかったので,各種の機能は停止していた。

掃除のため,椅子を裏返しにして埃を拭いていたら1本のM4ネジが目に付いた。外してみるとエアシリンダ部が見える。傷は無く,グリスが固化しているだけ。これなら,良質のグリスを注入し強制的に動すことができれば,完動するかも知れない。

荷重はおおきい筈なので,有機モリブデングリスを使用。アナログエンジニアは,用途に応じ数種の油脂類を書斎に常備しているのだ。

脚を足で押えて,回しながら力一杯で少し動いた,その都度グリスを軽く吹き付ける。これを繰り返したら,座高調整は自力で上昇するようになった。同じ要領で他の可動部も復活。完全動作状態に戻った。昇降・座面のチルト・背もたれの角度,回転など実にスムースになった。

この椅子は,安物とは異なり少し固めで座面のクッションの角度がうまく出来ているので,長時間の座業でも疲れない。P社製。猫の「チャー」が時々爪研ぎをするが,座面の布は健全である。

良い品は材料,仕上げが良いので,手入れすれば長持ちする。この椅子は恐らく私が死ぬまで使えるであろう。

体に馴染んだものは,心が休まる。

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2009年5月 5日 (火)

飾り棚の設計図

Photo 昭和51年の我家の居間(東側)の設計図である。南よりに飾り棚がある。

注文住宅なので,予算の制約の中,若き頃のアナログエンジニアの願望を入れている。飾り棚は3列構成で,左右非対称である。各段は高さ寸法が異なり,中央真ん中の段がテレビ置き台となる。

このテレビ置き台は,32形(16:9)の地上デジタルTVがちょうど入る寸法に結果的になっている。なんと言ってよいのか判らないが,当時はハイビジョンも地上デジタルも無かった時代だから,自分の感性で決めたはずである。

結果論であるが,時代を先取りした寸法となっていた。

この中に,実際に地上デジタル対応の液晶32形TVを最近おいたのだが,実にしっくり収まった。

地上デジタルになると数チャネル増やせるそうである。その費用は誰が負担するのか,少々疑問である。少なくとも新規開設するはずのTV局にも応分の電波占有料を払っていただきたいものと考える。

個人的には,移行期なので,TVはアナログにも対応している。私は殆ど録画することはない。しかし,思い出のビデオテープはVHSなのでVHS対応の画面が欲しかったのである。不景気の中でかつ地上波デジタル化が本格化する前の機種を敢えて買った。当方の希望機能と廃止間近いので,価格的にも有利であると考えた。

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2009年5月 4日 (月)

整理の格言2

_2573 ←我家の前庭に一斉に咲いたスズランの花

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「物の前に物を置くな」

整理の基本のひとつである。取り出し方向に物が置いてあると,後ろになったものは取り出しにくい。さらに,後ろになったものはふつう見えないので,なにが後ろに隠れているかどうか判らない。したがって,あちこちの物の後ろに同じ物が存在することもある。探すのが億劫なのでないものとして新たに買ってしまうのだ。

これも空間の無駄,時間の浪費,不用品の集積に直結する。

掃除の時には,前のものを別の場所におく必要もでてくるから,通常そんなことはしない。

その結果,埃のたまり場所になり,折に触れて舞い上がる。

かくして生活空間が狭まる。

生活の豊かさは,すぐに使える場所に必要なものが存在することであると,アナログエンジニアは考えている。

例外は,ものを下におき,上から見ると品目がわかる場合であろう。

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2009年5月 2日 (土)

蛇口のコマの交換

_2563蛇口のコマ。

  上段:新品 下段左:お湯蛇口 下段右:水蛇口のコマ

写真をクリックすると大きくなります。

使用頻度が少なくとも,お湯側の凹みが大きい。水側のコマは交換頻度が低いが微小なクラックが入っている。

蛇口のコマは自分で交換できる。

準備する工具:プライヤー,-ドライバ,+ドライバ,ピンセット,手袋。

アナログエンジニアの手順:

①水道の元栓を締める。我家の元栓は塀際の庭にあるので,フタがいつも土に埋まっている。土を払って元栓を閉める。 この状態で水道メーターが完全に停止していることを確認する。

②ノブの上にある赤・青のフタを-ドライバで外す。この下に4mmくらいのネジがあり菊座金がある。

③金属カバーをプライヤーで取り外す。

④コマをピンセットで交換する。

⑤部品洗浄 (アクリルのノブの内側を清掃する絶好の機会)

⑥逆順で組み立てる。 ⑦ 元栓を開け,動作確認

以上の所要時間:約20分。

コマの劣化はお湯側のゴムの変形が大きくかつ硬くなっている。軸部の変色・着色もあるのが普通。こんなところにも劣化の加速係数が観測される。

なお,アナログエンジニアは水道の蛇口をきつく締めない習慣である。これでポタ落ちするようならコマの交換時期である。最近はコマ交換を自分でやる方が減っているような気がする。

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2009年5月 1日 (金)

本体価格>税込価格

6_2567 ←長男が小学6年生の時の版画。押入れを整理して再発見した。もう2昔前の作品で懐かしい。

本体価格が税込価格より高い。そんな値札が量販店で見つかった。私が実際に買いたいものについていた。レジへ行くと¥2810と言われた。税込価格は¥1900。

「どちらが正しいのと?」 とアナログエンジニアは尋ねる。

本体価格が¥1000高い表示と考えれば税込みで¥1900となることを承知の上での会話である。(1810×1.05≒1900)

店員は仕入れ台帳を調べて間違いに気付く。ちなみに型番は#1810である。別の店員が確認のため売場に走る。そのコーナーの商品全体が同じような表示である。

¥1900で精算後,レジの店員は「紛らわしい表示で済みませんでした。ご指摘ありがとうございました。」と丁寧に謝ってくれた。

このような間違いはアナログでは,まず起こらない。数値化した途端このような間違いが容易に生じる。実験でも,2桁×2桁の演算を速算できなければ後で面倒なことになる。

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