パルスモータのMGセット
←不要になったプリンタを分解して取得した(多分,クロポール形の)パルスモータ,ステッピングモータとも言う。
MGセット(モータ&発電機)を構築すれば,パルスモータの特性の多くを知ることができる。
在りあわせの部品を組み合わせてパルスモータのMGセットを作るには,2台のモータの取り付け板と,それらの軸を結合するジョイントがあれば出来る。
MGセットはDCモータの特性試験にしばしば使われるが,パルスモータでも可能である。出来れば,同じ仕様の両軸モータがあれば,さらに好都合である。
発電機運転する側の界磁コイルのひとつに,妥当な抵抗を接続出きるようにしておく。
この試験で,パルスレートを変えて試験を行うと,大掛かりな設備を使用することなく以下の項目を測定できる。
1) 自起動パルスレート
2) 低速でのワンパルス移動時の角振動波形
3) パルスレート対トルク曲線(負荷抵抗を変えての測定
4) 自起動パルスレート以上での振動波形 など。
とくに,自起動パルスレート以下での振動波形が特徴的である。
発電機側の無負荷電圧波形を観測することにより,パルスモータのステップ時での角振動の大きさが判る。自起動パルスレート以上では,滑らかにか動いていることも判る。
アナログエンジニアは,この方法でミニMGセットを構築し,永久磁石界磁DCモータのT-N曲線を取得したことがある。(詳細は,「オペアンプ基礎回路再入門」岡山,日刊工業新聞社(2005),5.6節参照)
MGセットは電力装置だけのものではないのだ。ミニミニスケールでやれば,電子回路技術でモーター専業メーカのデータと同等以上の生のモータ特性を測定できるのだ。
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まだ,昨日のフィールドアーチェリーの後の歯痛が残る。今日は,朝一番で歯医者さんを予約してあるのでよく相談しよう。腹筋が痛くなるほど,気合が入ったので奥歯に負担がかかったようだ。
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