再びの油絵
キャンバスを重ねてしまっておくと、画面に傷がつきやすい。
そこで、傷の付いた画面の補修。久しぶりの絵筆を握る。補修だから、パレットは使わない。昔の色が出るかどうかが大切。
背景の雲は単純な白ではない。ベースの白は、剥離したので付着力の強い酸化鉛ではなく、消去法でチタニウムホワイトを使用。少し黄色を帯びている。土系の黄土色を混色。
鮮度が高すぎる。グレーを作るには単純にカーボン黒を混色するが、過去の私は補色でグレーを出している筈。コバルトブルーを混色。さらに、茶色をごく少量混ぜる。混色法の記憶が蘇る。
写真の絵は、最近、知人に贈るために補修したもの。私は、過去3枚の絵しか人に渡していない。最後に描いたのは、下の息子が生まれた時、29年前のことだ。
ひさしぶりで握った絵筆、今描いたらどんな絵ができるのだろう。
幸い、10年前に買った油絵道具は健在。今、まとまった時間が取れないので、花の絵は無理だろう。しかし、無性に油絵も復活させてみたい。
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