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2009年8月24日 (月)

デジカメの分解1

001 ←鉄砲ユリ。植えたわけではないが庭の何箇所かに咲いている。実生? 私は弓派なので弓ユリが良いのだが、そんな名前聞いたことがない。

デジカメの分解1(光学系編)

不注意でコンパクトデジカメの液晶パネルを壊してしまったので、本体を分解した。3倍ズーム、ファインダー付き、4Mピクセルの日本製旧型品。

1. 撮像素子:CCDは横幅1/4インチ程度、反射防止膜付きセラミックパッケージに収納されている。

2. 物面側から、メニスカス凹レンズ、メニスカス凸レンズ、張り合わせレンズ、青みがかった平板フィルタと白色の板の張り合わせ、5群7枚以上の構成ですべて反射防止コートのガラスレンズ。

3. ズーム機構はモータ駆動で、鏡筒に切られた溝とガイドピンで中間の2群が連動して動く。少なくとも1群は非線形に動き、単なる2次曲線ではない。

4. 鏡筒はすべてプラスチックで内面の要所は迷光防止の細かい凹凸があり、単純に軸方向へ型抜きできないが、周方向に抜いた痕跡は見当たらない。しかも、前面のレンズ保護シャッタ、絞り、シャッターが組み込まれている。見事なものである。ガラスレンズはたぶんプラスチックモールド時に精密位置決めされていると思われるが、レンズの取り外し時に破壊したので間隔は判らない。問題となりそうな手抜きはない。

5. 光学ファインダーは、4群4枚+プリズム2枚のプラスチックレンズ。

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アナログエンジニアの最初の就職先は光学メーカー。当然、カメラも設計している部門もあった。私の知る当時のカメラ設計者群は、カメラ大好き人間がほとんどで、自分たちがほれ込むカメラを目指しこだわりを持ってカメラの設計を行っていた。

自分たちが満足でき、使いやすく、マニアにも楽しい製品を目指して・・・・。そして、その光学技術や画像技術は今もデジタルカメラメーカー各社で花を咲かせている。と思う。

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昨日のアーチェリーの点数:70m36射=264、30m36射=295、30m18射=158

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工学」カテゴリの記事

コメント

5513さん はじめまして、271828と申します。
最近、古代技術に興味が集中しています。「弓」+「初速」で検索してここに辿り着きました。洋弓の弦が超高分子量ポリエチレンであることを知って驚きました。
私の会社では滑り台を製造していますが、滑面の素材は超高分子量ポリエチレンです。

さてテッポウユリの画像ですが、それは台湾原産の帰化植物タカサゴユリです。私のブログに「タカサゴユリとカラスウリ」という記事があります。ご覧頂ければ幸いです。
名刺代わりに「人気Blogランキング」に一票入れました。今後も宜しく。

271828さん こんばんは

洋弓の弦は5g程度の質量で、私の矢は17g(超超ジュラルミンにカーボンファイバーを被覆したもの)です。
弓は弦を張らない状態で、的側に反っています。古代弓にもこのタイプがあります(リカーブボウ)。逆反りにすることで、矢を射出する瞬間の弓のリムの運動量を最小化し、初速を上げる効果があります。

ユリの写真「タカサゴユリ」ありがとうございました。帰化植物ですか。いつの間にか数本庭に生えるようになりました。多謝。

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