整理の格言9
←猫のレリーフ。以前にも述べたが、我が家にはグッズを飾ると、一つの幸福がやってくるとの伝説がある。
本日の格言:「整理は分類から始まる」
同種の物が1か所にまとまっていないと、まとまっていない道具、物は必要な時にまず出てこない。その物はその時必要だから、やむなく購入すことになる。その結果、同じものが同じ用途のものがあちらこちらに存在することになる。
場所を2重、3重に占有するから、広くもない収容場所がさらに狭くなる。狭くなれば整理は難しくなる。
見える物の整理は良いが、見えない度合いに従って整理は難しくなる。
本や紙ベースの資料はまだよい。電子データなどは、さらに整理が難しい。もっとも困難なのは自分の頭の中の記憶の連想ツリーの整理である。
どの質の整理においても、アナログエンジニアは2つのことを心がける。
同じものは同じ場所に置く。複数の同機能のものは良い品質のものを残して一つにまとめる。
分類の階層はあまり深くしない。
電子データの場合は、暇を見て、その時点の集成版を作成しておく。その時点で最も詳細なデータを一つにまとめておけば、必要に応じて、目的に応じてごく短時間で用途別資料を作成できる。意識的にこの方法を使い始めてもう10年になる。
頭の中の整理のもう一つの側面は、たとえば、あるキーワードで連想される事柄に対して肯定的な要素(表の意味)と否定的な要素(裏の意味、課題)をワンセットにして記憶しておくことである。こちらの方はもっと時間がかかる。私はこの作業を学生時代に始めた。この結果、単なるキャンペーンに踊らされることは少なくなった。相手の知見も短時間で見えるようになった。
自分のための「分類」は各人の方法があるだろう。しかし、影と光を同時に連想できなければ賢くは生きていけないであろう。
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