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  • 単独著
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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2009年8月15日 (土)

抵抗負荷インバータ

0_edited1 ←抵抗負荷インバータ回路の入出力電圧波形。

上段は0-5Vの制御信号、下段は10V電源470Ω抵抗負荷のコレクタ電圧波形。使用トランジスタは2SC1815(TO-92)

時間軸は0.2μs/DIV。

ベース抵抗は2.2kΩ。

ON→OFFへの遅延時間が0.5μsと長く、電圧の立ち上がり時間と立ち下がり時間がさほど違わない。普段見慣れたSW波形と若干異なる。

同じ回路をSPICE上で組んで、同一遅延時間になるように素子パラメータ探索。出発値のモデルとかなり異なった値を入れないと、遅延時間が伸びない。

おもに効くモデルパラメータはCJE(ベース・エミッタゼロバイアス接合容量)、TF(順方向ベース領域走行時間)で、その他細部の波形を再現するにはXTF(TFのバイアス依存性)、VTF(TFのVBE依存性)、CJC(ベース・コレクタ接合容量や容量の電圧依存性が含まれる。

VTFとXTFが曲者だが、今日は深追いせずに終了。

アナログエンジニアは、基本的にSPICEパラメーターを自分で変更しながらシミュレーションを行う。このような簡単な回路での実測とシミュレーション結果の比較は、SPICEパラメータのチューニングに役に立つ。逆の表現をすれば、SPICEパラメータの最小限の知識と理解がなければ、少し素子限界に近い能力で使う時には、自分の使う条件で実回路を基にして、必要な素子パラメータを合わせておく必要があるのだ。

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一昨日に洋弓200射したので、昨日、今日は運動はお休み。書きものと簡単な基礎実験をしていた。

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